FEATURE

ふくおか経済EX 2017

悠悠ホーム(株)


自然素材SAKURAテクノロジーでもっと健康増進な家に

“健康で環境にやさしい家づくり”で成長中の悠悠ホーム㈱。今年から自然素材の「SAKURAテクノロジー」が加わり、これまで以上に、住む人の健康増進に期待が寄せられている。さらなる飛躍へ、他社とは違うひと手間で原点に立ち返る。

購入オーナーの感想紹介テレビが好評

“健康で環境にやさしい家づくり”をコンセプトに展開する悠悠ホーム㈱。最近ではテレビCMやテレビ番組「悠悠ステキ」(TVQ九州放送)でも知られるところだ。中でも「悠悠ステキ」では、同社の住宅を購入したオーナー自らが登場し、住み心地などをありのままに語ってもらう内容が好評を得ている。

施主が実名で登場し、それぞれの家づくりの物語を話す番組が好評だ

調湿効果の壁材「SAKURA WALL」とミネラル水「SAKURA FRESH」

同社の“健康で環境にやさしい家づくり”を支えているのは、気密性・断熱性を兼ね備えた外断熱工法と、有害化学物質のストレス軽減等が期待できるFFC(免疫木材)工法の2本柱だが、今年1月からこれらに加えて新たな強みがプラスされた。

北海道・稚内の珪藻土を使った塗り壁材「SAKURA WALL」と、ミネラル水「SAKURA FRESH」からなる「SAKURAテクノロジー」シリーズがそうだ。

「SAKURA WALL」は珪藻土使用のため、高い調湿効果で防カビ等に効き目が望めるほか、同じく高い遠赤外線効果で、人体の細胞活性化、またデトックス効果も追求できる。内山社長自身も快眠効果を体感しているという。現在LDK向けに商品化している。

一方の「SAKURA FRESH」はミネラル微粒子が含まれているので、空気中の水分を活性化。消臭効果にもつながるほか、自然の力で空気をきれいにし、住んでいる人の免疫力を高めることも期待できる。今後随時、グループ会社から全国の工務店を通じて拡販していく考えだ。

双方ともに自然素材を原料としているため、商品化には手間がかかる。しかしながら、将来、新設住宅着工戸数が60万戸まで落ち込むといわれる業界の中で、「あえて手間をかけた自然素材の家づくりで、他社との差別化を図る」と内山社長は意気込む。

サクラテクノロジーを体感できる宿泊体験モデルハウスで建てる前に同社の住み心地が体感できる

リフォーム、不動産流通事業にも注力、非住宅木造建築も

主力の新築注文住宅の建築以外にも、FFC建材を使用し“空気もきれいにする”「Air Reform」を展開するリフォーム事業、買い替え、売却、資産活用などの部門からなる不動産流通事業など、「住まい」に関するあらゆる領域をワンストップで展開。また、今後は“健康で環境にやさしい家づくり”で培ったノウハウをもとに学校や高齢者施設といった非住宅の木造建築の分野にも積極的に参画していく考えだ。

一方、拠点展開にも注力中だ。一昨年にオープンした広島は採算ベースに乗り、同じく一昨年開設の横浜はリフォーム需要の掘り起しを強化していく。このほか関東ではさらなる新拠点も検討していくという。

18年7月期で売上高300億円へ

18年7月期に売上高300億円を目指す同社。今年から自然素材を使った「SAKURAテクノロジー」もスタート。健康を維持・増進できる住宅建築への原点回帰で、悠悠ホームの“新章”が幕を開けた。

内山敏幸 社長
うちやま・としゆき/佐賀県唐津市出身。1951年5月14日生まれの65歳。大阪工業大学土木工学科卒。趣味はビジネス書読書、食べ歩き

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調湿効果や遠赤外線効果などが望める「SAKURAテクノロジー」。内山社長自ら“快眠”で体感している

【DATA】
所在地 〒816-0931 大野城市筒井4-4-17
TEL 092-592-6995
FAX 092-592-6449
創業 1989年9月
設立 1994年10月
資本金 2,000万円
事業内容 住宅建築・販売、不動産売買・賃貸、リフォーム、エネルギー事業ほか
年商 120億円(2016年7月期)
従業員 300人
出先 春日原店
関連会社 悠悠フィナンシャル㈱、さくらグローバルコーポレーション㈱
URL http://www.yuyuhome.co.jp

【採用情報】
募集職種 住宅営業職・設計職
応募資格 専門学校卒以上
採用実績 2015年30人、2016年16人
採用予定 2017年19人
問合せ先 TEL.092-592-6995
担  当 総務人事課 諸石

(ふくおか経済EX 2017より)