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TheFace 2018

宗像陸運


宗像陸運㈱

(写真)6月に稼働した定温倉庫「セントラル・デポ・センター」(1万4380㎡)

東区多の津に4階建て高床式定温倉庫完成

菓子全般をメーンに食料品の保管・配送を手掛ける宗像陸運㈱は今年5月、多の津に4階建て高床式全フロア定温倉庫(1万4380㎡)を建設した。地球温暖化に伴う高温多湿の影響による定温倉庫の需要拡大に対応するもの。品質向上を根底に建てられた同倉庫は15〜20℃に設定されており、温度管理が繊細で難しいチョコレートなどを常に一定の温度で保管できる。
創業当時は建材や芳香剤、ドッグフードなどの商品を扱い、約20年前から食品分野に特化し、専門性を高めてきた。現在、福岡市東区に6カ所の拠点を構え、総延床面積3万6363㎡のキャパシティを強みに商品の安定供給に努める。グループ全体で100台あまり所有するトラックは、温度が安定しにくい保冷車から、規定の温度に商品を冷やすことができる定温車に変更し、ハード面も強化してきた。
熊本地震の際は全ての社員が一丸となって厳しい状況の中でも事故なく配送し続けた。2012年に先代の後を引き継いだ古賀佳代子社長は「食品を運ぶことに使命を感じ、食品物流業界にとって、なくてはならない会社でありたい」と話す。また、多の津に新たな倉庫開設を計画している。

DATA
所在地/〒812-0034 福岡市博多区下呉服町2-10
TEL/092-272-1811
創業/1941年1月
設立/1956年5月
資本金/3,000万円
代表者/古賀佳代子
事業内容/一般貨物自動車運送業、営業倉庫業、ターミナル業、流通加工業
従業員/185人(グループ)
関連会社/福岡都市配送㈱、ヤマフル㈱、福岡フィールドサービス㈱

http://www.munakatarikuun.co.jp/

(ふくおか経済2018年11月号FACE)