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堀内電気


堀内 重夫

㈱堀内電気 社長

ほりうち・しげお/大野城市出身、1958年12月23日生まれの62歳、筑紫工業高等学校(現筑紫台高等学校)卒。86年に堀内電気工事店として創業後、97年に㈱堀内電気を設立。2021年5月には福岡電気工事業協同組合の19代目理事長に就任し、組織活性化に向け若年事業者の組合員加入促進と組合間の連携基盤強化にも力を注ぐ。趣味はゴルフ、釣り

再エネ事業加速、船舶向け発電システムも開発

これまで様々な太陽光関連事業に携わってきたノウハウを生かし、PPAモデルを採用した太陽光発電設備の提案に力を入れる。PPAとは電気の供給者と需要者が直接契約すること。発電事業者の同社が需要者の施設や店舗の屋上などを借りて太陽光発電設備を設置し、そこで発電した電気を自家消費した需要者が、同社に使用料金を支払う仕組みで、高齢者施設をはじめ、最近は工場やオフィスビル、さらに元請け業者を通じた公共施設での設置の引き合いも増えているという。
また近年では太陽光はもちろん、陸上電源や発電機、バッテリーから電力を賄える船舶向けのハイブリッド型蓄電システムの実用化にもこぎつけた。停泊時や航行時も電源の安定供給が担保されることで利便性と安心感が増す利点に加え、船舶からのCO排出削減を目指す船舶工業団体も視察に訪れるなど、地球温暖化対策への代替燃料の利用事例としての注目度も高く、今後のさらなる活用が期待される。
「長年の実績を評価していただき、太陽光関連事業で当社を指名してもらう機会が増えた。これからも再エネ推進企業としての役割を全うしたい」と堀内社長。将来の再エネ社会の実現に向けた同社のイノベーションは続く。

DATA
所在地/〒812-0861 福岡市博多区浦田1-5-46
TEL/092-513-3377
創業/1986年9月
設立/1997年4月
資本金/4,000万円
事業内容/電気設備工事、太陽光発電システムの設計・施工、電気通信設備工事
従業員/22人
売上高/10億9,200万円(2021年3月期)
拠点/大野城、大隅、出水、長崎、沖縄
関連会社/㈱eパワー

http://www.horiuchi-e.co.jp

(ふくおか経済2021年11月号FACE)