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堀内電気


堀内 重夫

㈱堀内電気 社長

ほりうち・しげお/大野城市出身、1958年12月23日生まれの64歳、筑紫工業高等学校(現筑紫台高等学校)卒。86年に堀内電気工事店として創業後、97年に㈱堀内電気を設立。2021年5月から福岡電気工事業協同組合の19代目理事長を務める。趣味はゴルフ、釣り
(写真)前列中央の堀内社長をはさみ、右が赤垣敏明専務、左が青柳達哉常務、(後列左から)青木仁志執行役員営業部長、山本幸一同スマートエネルギー開発部長、上野良子同企画室部長 社長秘書、株田哲也同総務経理部長、小笠原肇同環境開発事業部長

 

新体制始動、福銀のPIFを事業拡大の弾みに

近年、M&Aなどでグループ会社が増えたことに伴い、今期から新体制を始動した。事業会社のトップを専任制にし、各社の役割と権限を明確にすることで、地域や状況に応じた事業展開でグループ力の強化を図るのが狙いだ。併せて導入した執行役員制度では、初めて女性役員を登用。経営幹部の若返りとダイバーシティ経営の実現に向けた一歩を踏み出すことで、組織のさらなる活性化につなげている。
7月には福岡銀行初のPIF(ポジティブ・インパクト・ファイナンス)で1億円の資金を調達した。これは再生可能エネルギーの推進をはじめ、女性や高齢者など多様な従業員が働きやすい職場環境作りへの評価の証であり、今後はこの資金を元手に、施設の屋根を借りて無償で太陽光発電設備を設置するPPA事業、名付けて「屋根貸して事業」を強化。大規模施設から一般住宅まで、大小問わず幅広い設置ニーズに対応していく構えだ。
「PPAは再エネの導入促進に向けた切り札。この市場を着実に開拓しながら、再エネ発電所を束ねる地産地消型アグリゲーションビジネスの準備も進めていく」と、次を見据えた展開にも意欲を見せる堀内社長。新たな陣容のもと同社の飽くなき挑戦は続く。

 

DATA
所在地/〒812-0861 福岡市博多区浦田1-5-46
TEL /092-513-3377
創業/1986年9月
設立 /1997年4月
資本金 /4,000万円
事業内容 /電気設備工事、太陽光発電システムの設計・施工、電気通信設備工事
従業員 /66人(グループ全体)
グループ売上高/20億円(2023年3月期)
拠点 /大野城、大隅、出水、長崎、沖縄
関連会社/㈱eパワー、㈲太宰府電工、㈱アール(那覇市)、㈱雄電社

https://www.horiuchi-e.co.jp

(ふくおか経済2023年11月号FACE)