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TheFace2015

博多阪急(阪急阪神百貨店)


並松 誠

博多阪急 店長
(㈱阪急阪神百貨店 取締役常務執行役員)

なみまつ・まこと/兵庫県尼崎市出身。1953年3月16日生まれの62歳。関西学院大学経済学部卒。75年㈱阪急百貨店(現エイチ・ツー・オー リテイリング㈱)入社。川西阪急(兵庫県川西市)などの支店開業に携わり、千里阪急(大阪府豊中市)次長、2003年4月執行役員、09年常務執行役員を経て、10年6月に㈱阪急阪神百貨店取締役常務執行役員に就任(現任)。06年4月から今年3月まで阪急うめだ本店副本店長を務め、今年4月博多阪急店長に。趣味はジョギングとゴルフ、詩吟

来春開業5周年、改装計画積み増し“新しい博多阪急”を

開業4年目の2014年度も前期比4・5%の増収で、右肩上がりの成長を続けるJR博多シティ内の百貨店『博多阪急』。今年度上半期も5・6%の増収と好調を維持する。今年4月に就任した並松誠店長は「平日と土日の客層が異なり、外国人観光客も年々増加する中、幅広いお客さまに役立つ“ターミナル百貨店”として、さらに磨きをかけたい」と抱負を語る。

開業以来福岡の特性に合った売り場への手直しを継続する中、好調をけん引するのは1階の服飾雑貨や化粧品、ラグジュアリーブランドなどの売り場で、「ブライダルリングは県外から来店されるお客さまも多い」そうだ。また、堅調な地階食料品や30〜40代に支持される7階の子供服に加え、開業当初は課題だった6階の紳士服も幅広い品揃えが支持されて好調に推移する。

「もちろん課題のある売り場もあり、来年3月の開業5周年に際して、当初の計画からさらに積み増して改装する」と明かす並松店長。隣接して新商業施設が開業するが、「博多駅周辺が活性化し、より吸引力が増すとともに回遊性がアップするのはプラス」と歓迎。「改装で“新しい博多阪急”を多くの方にお見せできれば」と、さらに福岡の特性にあったターミナル百貨店としての進化を期す。

DATA
博多阪急
所在地/〒812-0012 福岡市博多区博多駅中央街1-1
TEL/092-461-1381
開業/2011年 3月
事業内容/百貨店業
売上高/423億円(2015年3月期単店)
従業員/3,000人(パート等含む)
㈱阪急阪神百貨店
本店/大阪市北区角田町8-7
設立/2007年10月
資本金/2億円(エイチ・ツー・オー リテイリング㈱100%出資)
店舗/阪急うめだ本店、阪神梅田本店など15店舗

http://www.hankyu-dept.co.jp/hakata/

(ふくおか経済2015年11月号FACE)