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TheFace2019

九州郵船


竹永 健二郎

九州郵船㈱ 社長

たけなが・けんじろう/福岡市早良区出身。1936年8月8日生まれ。関西大学商学部卒。59年同社に入社し、運輸課長、営業副部長を経て91年7月営業部長。92年6月取締役に昇格。96年6月常務取締役。2002年6月から社長。趣味はゴルフ

壱岐・対馬とともに歩み続けて来年創立100周年

壱岐と唐津を結ぶ定期航路に、今年4月1日から新造フェリー「ダイヤモンドいき」が就航。安全性と快適性を最優先し最新機器を備えた新造船は「騒音が少なく、スタビライザーの装着で乗り心地も快適と評判が良い」と竹永社長は相好を崩す。建造費の20憶3000万円は国の交付金を使った長崎県の船舶リプレイス制度を活用。同時に交付金相当額を運賃低廉化に反映し、壱岐(印通寺)から唐津への運賃を2割引き下げた。島民の渡航負担が軽減したことで、乗船客は就航半年間で3割増と順調な滑り出しを見せる。
船舶リプレイス制度の活用は今回が2隻目。7年前に博多〜壱岐〜対馬に「フェリーきずな」が就航した時も運賃低廉化で、島民が博多に渡航する機会が増えた。一方では、東京・大阪に拠点を置いた観光客誘致が成果を上げリピーターも増えている。「島の活性化には交流人口の拡大が不可欠。本土から離島に渡る運賃も低廉化できれば、さらに観光客誘致の起爆剤になる」と陳情活動にも力を入れる。
戦前・戦後を通して壱岐・対馬の生活・経済・文化を支え、島とともに歩んできた九州郵船㈱。今でも島の活性化に力を注ぎ、来年8月には創立100周年の大きな節目を迎える。

DATA
所在地/〒812-0022 福岡市博多区神屋町1-27
TEL/092-281-0831
設立/1920(大正9)年8月
資本金/2億円
事業内容/海運業(定期旅客船運航:博多-壱岐・対馬、唐津-壱岐、博多-比田勝)
従業員/193人
売上高/45億8,690万円(2019年3月期)
拠点/(支店)長崎県壱岐市、同対馬市(事務所)東京都千代田区丸の内、大阪市北区梅田(出張所)対馬市比田勝
関連会社/博多海陸運送㈱、芦辺合同海運㈱、壱岐海陸運送㈱、呼子海運㈱、壱岐海運㈱

https://www.kyu-you.co.jp/

(ふくおか経済2019年11月号FACE)