FEATURE

ふくおか経済EX 2015

㈱福岡中央銀行


行動の原点は、中小企業専門金融機関

(写真左)福岡中央銀行本店
(写真右)様々なセミナーを開催するとともに「MUSBOカードからの収益の一部を福岡県内の福祉団体に寄付

「福岡県内を営業地盤に、中小企業専門金融機関としての使命と役割に徹し、地域社会とともに発展する」を経営理念に掲げ、地域に親しまれ、信頼される銀行を目指す福岡中央銀行。小回りの利く決め細やかな対面営業重視の営業スタイルで質の高い金融サービスのより一層の提供に取り組む。

「中期経営計画」スタート

今年4月より3カ年の「中期経営計画」をスタートし、基本方針を①地元中小企業への貢献を第一に考動し、地域と共に栄える②業務の改革により、生産性を高め、収益力を強化する③人の改革と強固なガバナンスにより、活力ある組織作りを行うとした。より一層の中小企業の経営支援強化と、法人・個人の顧客に質の高い金融サービスの提供を行い、地域社会と共に発展し続けることを目指す。

健全経営を貫く銀行として高い評価

2014年9月期では、預金および譲渡性預金残高4,676億円(前年同期比11億円増)、貸出金残高3,510億円(前年同期比90億円増)と業績は安定して順調に推移。堅実経営に徹して毎期確実に利益を計上し、創立以来黒字決算を続けている。さらに、中小企業専門金融機関として貸出金に占める中小企業等向け貸出金の比率が89.73%、貸出先件数比率は99.82%に達するなど全国的にも高い比率を維持する。

中小企業の経営支援と質の高い金融サービスを提供

かねてより、地域の中小企業や個人事業主に対して経営支援に積極的に取組んできた福岡中央銀行。さらに顧客を最大限サポートする態勢を強化するとともに、方針および態勢を整備し、中小企業経営支援に取組んでいる。「ビジネスサポート部」は、本部・営業店が一体となり、外部専門家や外部機関とも連携を図りながら、顧客へのコンサルティング機能を発揮している。更なる成長分野への取り組みや事業再生・経営改善先への支援を加速させ、サービスの質的向上を図る。
「ふくちゅうぎん経営塾21WEB倶楽部」は、経営者・事業後継者および企業経営のノウハウを修得したいと考えている方々に、インターネットを活用して、日常の経営実務に役立ち、ビジネスチャンスに直結する様々な情報をタイムリーに提供。
「MUSBO(ムスボ)元気塾」は、次世代経営者や若手経営者を対象とした講演会や勉強会、懇親会を開催。経営者の育成支援や企業間交流、事業発展のお手伝いをしている。
また、第二地方銀行協会加盟行との共催による全国の食品関連バイヤーとの地域を超えた食のビジネスマッチングを目的とした商談会を開催するなど、創業・新規事業開拓の支援から、成長段階における支援、経営改善・事業再生・業種転換等の支援にいたるまで、さまざまな地域密着型金融に積極的に取組んでいる。

皆さまの豊かなくらしのお手伝い

本店1階アトリウムにおいて「保険・ライフプラン・資産運用相談」や「住宅ローン相談」を行っている。
さらに、平成26年11月より同行のクレジット一体型ICキャシュカード「MUSBOカード」と西鉄が発行している交通系ICカード「nimoca」の機能が一体になった「MUSBOnimoca(ムスボニモカ)」を発売。利便性を向上させるとともに、カードからの収益の一部を福岡県内の福祉団体に寄付する社会貢献を継続している。
福岡中央銀行は、福岡経済の基盤を支える中小企業・個人の皆さまに、より一層広く、深く愛され親しまれる銀行を目指して、着実に力強い歩みを続けていく。

末松 修 頭取
すえまつ・おさむ/福岡県出身、1945年6月26日生まれの69歳、中央大学法学部卒。68年福岡銀行入行、98年取締役、2001年常務、05年専務、06年取締役専務執行役員九州営業本部長。07年6月に福岡中央銀行専務、09年4月頭取に。趣味はゴルフ

 

〈企業DATA〉
所在地 〒810-0041 福岡市中央区大名2-12-1
TEL 092-751-4431㈹
FAX 092-751-4469
創立 1951年6月
資本金 25億円
事業内容 普通銀行業
預金残高 4,676億円(譲渡性預金含む)
貸出金 3,510億円
代表者 末松 修
従業員 542人
店舗数 41店舗(本支店39、出張所2)
URL http://www.fukuokachuo-bank.co.jp
数字はすべて2014年9月期

(ふくおか経済EX2015年)