㈱福岡リアルティ

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国内唯一の地域特化型リート資産規模1500億円超え

国内初かつ唯一の地域特化型リートの福岡リート投資法人。資産規模は1500億円を超え、運用実績は国内上位。その資産運用会社㈱福岡リアルティは地元財界と強固な関係を保持し、かつ福岡の真の国際化へ向けて、従来にはない取組みで地域貢献を果たしている。

Ｊリートでトップクラスの分配金実績

日本でスタートして10年が経過した上場不動産投資信託市場のＪリート。一般的に株式に比べて分配金が高く、相対的に高利回りになることが知られている。現在、上場しているJリートは東京に拠点を置き、首都圏エリアを投資対象にしているものがほとんど。その中で、日本で唯一、投資エリアを限定する「地域特化型リート」が福岡リート投資法人だ。
現在保有している物件は、福岡・九州地域に限定され、「キャナルシティ博多」「パークプレイス大分」「サンリブシティ小倉」などの大型商業施設や「呉服町ビジネスセンター」「東比恵ビジネスセンター」といったＡクラスのオフィスビルなどだ。2012年3月には、「Aqualia警固」と「Aqualia千早」の2棟の賃貸マンションも取得し、保有物件は全部で19物件。取得価格の合計は1500億円を超えている。
保有する19物件のいずれも高い稼働率を維持しており、05年の上場以来、期末時点の物件稼働率の推移は98％以上。それらを背景に配当にあたる1口当たりの分配金はJリートの中でもトップクラス。格付けも、S&P社のA-（安定的）、R&I社のA+（安定的）、JCR社のAA-（安定的）を取得している。

保有するオフィスビルのひとつ「呉服町ビジネスセンター」

地元と強固な資産運用会社

福岡リート投資法人のこれらの高い運用実績を支えているのが、資産運用会社の㈱福岡リアルティだ。同社は九州経済界をリードする複数の企業から資本参加を受けており、その強力なバックアップ体制が物件の取得時や財務面で強みになっている。

福岡都市成長戦略プロジェクト への取組み

また同社は、資産運用・管理業務のほかに、積極的にＣＳＲ活動も展開しており、2011年度は、地元企業に向けてＣＳＲ勉強会やＩＲ勉強会を開催するなど、これまでの福岡経済界にはなかった新しい取り組みを実践してきた。2年前には九州大学、立命館アジア太平洋大学の教授ら地元有識者とともに、福岡の将来の都市成長を研究する「有限責任事業組合福岡都市成長戦略プロジェクト」を発足。福岡への人流増加のための地域活性化や国際化を目指して、世界の都市との比較研究、外国人誘致についての活動や議論を重ねてきた。また、プロジェクトの一環として、先の半年間にわたって、福岡在住の一般市民と福岡の成長戦略や課題について語り合うイベント「ＦＵＫＵＯＫＡ改革の夜会」全5回を開催。行政のトップをはじめ産学官から参加者が集まり、また、インターネット上で毎回その様子をUstream配信し、数百人がネットから議論に参加するなど話題を呼んだ。

話題を呼んだ「FUKUOKA改革の夜会」。第１回目には髙島市長も飛び入り参加した

充実した英語研修で国際化

さまざまな取り組みに挑戦する同社は、社員教育も充実している。最近では内なる国際化を実現すべく、社員1人ひとりの英語力を強化するためにＴＯＥＩＣ試験を全社員必須として課し、そのほか就業時間後にネイティブとの会話授業を開いている。加えて、各社員のそれぞれの業務のニーズに合わせた海外研修を計画・実施している。
福岡を活性化しようと集まったスマート集団。それが福岡リアルティだ。

茶木 正安 社長 さき・まさやす／1946年東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒。ペンシルヴァニア大学ウォートン・スクール経営学修士（MBA）、ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス経済学修士（MPh）、早稲田大学博士号を取得。日本不動産銀行（現・あおぞら銀行）専務取締役、フィッチ・レーティングス・ジャパンCEOを経て福岡リアルティ社長就任

企業DATA
㈱福岡リアルティ
所在地　〒812-0018 福岡市博多区住吉1-2-25
ＴＥＬ　092-272-3900
ＦＡＸ　092-272-3950
ＵＲＬ　http://www.fukuoka-realty.jp
創立　2003年12月
資本金　2億円
事業内容　福岡リート投資法人の資産運用（不動産等の取得、運用、資金調達など）
代表者　茶木正安
従業員　37人

福岡リート投資法人
上場日　05年6月21日
銘柄コード　8968（東京証券取引所、福岡証券取引所）
決算期日　毎年2月末日、8月末日
URL　http://www.fukuoka-reit.jp

採用情報
問合せ先　TEL.092-272-3900
担当　企画部 吉田

（ふくおか経済EX2012年）