FEATURE

ふくおか経済EX 2009

㈱オーキュウ


“真面目がいちばん”の
お客様第一主義で健康づくりを支援

阿蘇での3200本の植林後に社員全員で記念撮影、10月に除草作業を予定している

 創業以来、“安心・安全”にこだわった無添加食品、健康関連商品を提供してきた㈱オーキュウ。07年10月に就任した松山和弘社長のもと、社員一丸となって事業に取り組んでいる。松山社長は「自分自身の意識改革を図り、新生オーキュウの舵を取っていきたい」と意気込む。「地域に根ざすためには地域ごとに販売会社を設立する必要がある」とし、新たな経営方針として打ち出した「九州各県に地域販売会社を設立する」という目標のもと、地域に根ざした営業展開を図る。「九州各県に独立会社をつくるということは、7人のトップが必要になる。当社の将来を担う次世代のリーダー育成も私に課せられた重要な仕事。経営者になるという目標があることでやりがいや達成感も違ってくる」と力を込める。

展開している健康食品直営販売店「どんぐり元気の森」(写真は佐賀店)

“笑いと健康”の理論にもとづき「オーキュウ」寄席開催

昨年からは寄席文字書家の橘右楽さんをはじめとする落語家を招き「オーキュウ寄席」を開催。同社商品購入者に向けて「感謝と今後とも宜しくお願いしますという気持ちを込めてイベントを開催している。近年、“笑い”が健康に及す効果が注目されており、寄席を楽しんでいただくことで会員の皆様の健康づくりに貢献したい」と説明する。会場に訪れた会員の笑顔を見るのは社員にとっても大きな励みとモチベーションアップにつながるという。
また、提唱する「栄養・運動・休養」を実践するためにスイミングクラブも発足し、現在社員18人が所属。個々での練習や、年間2回、日本マスターズ協会主催の大会に参加するなど、精力的に活動している。

多くの会員の笑い声が響く、大盛況の「オーキュウ寄席」

商品数ではなく「本物」にこだわる「お客様第一主義」

テレビやラジオを使った通信販売が主流の業界で、同社はあくまで“売る”側の顔が見える移動型の直接販売にこだわる。その理由は、オーキュウという社名に込められた“Only One Quality—品質第一”をモットーに、真摯な姿勢で接客に取り組むことで顧客との信頼関係を築き、5年、10年と長く付き合える企業を目指しているからだ。
その想いは商品にも顕著に反映されている。主力商品として展開する「プロポリス」と「高麗人参」。これには流行に左右されることなく、本当に良いものを継続いただきたいという願いが込められている。「健康食品は治すものではなく。健康を維持増進するもの。だからこそ、継続的に愛飲してもらうことが重要であるとともに、効果の裏付けが必要不可欠となる。高麗人参を例にすれば科学的根拠はもちろん、2000年前から漢方薬として飲み続けられているという歴史も大きい」と胸を張る。常に“お客様第一主義”を念頭に商品開発を進めており、商品ラインナップが増えすぎれば顧客がどれを選んでいいのか迷ってしまうため、必要最低限の「本物」に強いこだわりを持っている。
また、地域密着型の営業展開として、現在、福岡、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島で直営店「どんぐり元気の森」を展開。会員顧客に対するアフタフォローの充実を図っている。6月には長崎にも店舗をオープンし、さらには買い物に行けない顧客のために配達部門を各県に整備する。ここでも“お客様第一主義”はいかんなく発揮されている。

福岡市立総合西市民プールで開催されたマスターズ大会に出場した同社スイミングクラブ

地球の健康を守る取り組み

安心・安全、健康で豊かな暮らしの提供に欠かせない取り組みのひとつに、環境保全活動がある。
同社は、「地球は借りものであり、次の世代に綺麗なまま受け継がなくてはならない」と考え、㈶阿蘇グリーンストックの会員となり、阿蘇の水資源を守る活動として水源涵養の森づくりプロジェクトに参加。08年春に、一般ボランティアや社員、その家族など約100人が参加して、1.63ヘクタールの用地にケヤキ、クヌギ、山桜など10種類、3200本の広葉樹を植林。「オーキュウどんぐり元気の森」と名づけ、今年10月には除草作業を予定するなど、ボランティアに取り組み、5年後に西原村に寄贈する。さらに、地球温暖化にも着目し、「太陽光事業部」を開設して会員に地球の健康改善の重要性を知ってもらうことで、CO2削減を目指す。
松山社長は「“真面目”というのは人間として当たり前の考え方で、誰がやっても当たり前のことをやり続けることが大事。それは商売においては、お客様にも会社にも利益がでなければいけないということ。この本質を守っていく」と力を込める。同社の植えた“真面目”と“健康”の実は着実にその幹を成長させていく。

松山 和弘 社長
宮崎県都城市出身。1959年8月15日生まれの49歳。九州共立大学経済学部経済学科卒。趣味は読書とゴルフ

 

企業DATA
【所在地】〒812-0012福岡市博多区博多駅東2丁目10-35JT博多ビル2F
【TEL】092-431-2021
【FAX】092-431-2023
【E-Mail】oq-info@oq-web.co.jp
【設立】1996年5月
【資本金】2,000万円
【事業内容】宅配を中心とした、自然食品・健康食品・エコ関連商品の販売、太陽光発電事業、医療保険代理業
【年商】8億円
【代表者】松山和弘(まつやまかずひろ)
【従業員】50人
【店舗】常設店舗5店舗
【関連企業】エコアライブ株式会社
【URL】http://www.oq-web.co.jp

(ふくおか経済EX2009年)