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モロフジホールディングス


諸藤 俊郎

モロフジホールディングス㈱ 社長

もろふじ・としろう/みやま市瀬高町生まれ、太宰府市育ち。1977年4月 21日生まれの44歳。東京都立大学経済学部卒。卒業後、証券会社に入社し、営業職を3年間担当。2004年に㈱モロフジに入社し営業部、 06年常務取締役を経て、16年8月に社長就任。趣味はキャンプ、テニス、海水浴
(写真左上)紙パウダーを混ぜた新商品「パルピース」(商標登録済)
(写真右上)運営する旅館「眺山庭」(熊本県山鹿市)
(写真左下)竹粉末配合のポリ袋 「バンビオ」(商標登録出願中)
(写真中央下)新商品「黒にんにく」
(写真右下)6月末から稼働開始した群馬倉庫

時代ニーズに適した商品開発・事業開発

包装資材の企画・製造販売で発展する㈱モロフジは創業68年を迎えた。「オーダーメイド・小ロット対応」「自社工場生産」といった強みを武器に取引企業数は2万2千社を突破。グループの諸藤通商㈱が運営する群馬倉庫も稼働開始し、生産性向上を狙う。
時代のニーズにあわせ、環境に配慮した紙袋の企画開発に取り組み、プラスチック使用量を削減して紙パウダーを混ぜ、和紙のような肌触りを実現させた手提げ袋「パルピース(商標登録済)」を開発。また、天然資源の「竹」を使用し、プラスチックと竹粉末を配合したポリ袋「バンビオ(商標登録出願中)」の開発にも成功。グループの竹素材事業・㈱バンブーテクノと連携し、八女市の竹林で回収した竹のチップや竹材を取り入れることで、CO排出量の削減、放置された竹林問題の改善につなげている。また㈱もろふじ工房では新たに「黒にんにく」を商品化。農業生産法人・モロフジファームが生産し、その加工販売をもろふじ工房が担うなどグループで連携を図る。さらに運営する「山鹿温泉 眺山庭」ではプランのリニューアルを実施するなど集客を強化。包装資材事業の垣根を超えた展開で、企業価値向上を強化する同社の今後に引き続き注目だ。

諸藤 俊郎社長
もろふじ・としろう/みやま市瀬高町生まれ、太宰府市育ち。1977年4月 21日生まれの44歳。東京都立大学経済学部卒。卒業後、証券会社に入社し、営業職を3年間担当。2004年に㈱モロフジに入社し営業部、 06年常務取締役を経て、16年8月に社長就任。趣味はキャンプ、テニス、海水浴

 

DATA
所在地/〒810-0012 福岡市中央区白金1-6-14ニチエイ白金ビル
TEL/092-753-6830
設立/2016年8月(㈱モロフジは1989年2月)
資本金/1,000万円
事業内容/グループ経営管理、専門サービスの提供
従業員/300人(グループ合計)
売上高/50億円(グループ合計)
拠点/東京、大阪、群馬、福岡、熊本、長崎、佐賀
グループ会社/㈱モロフジ、㈱モロフジケミカル、諸藤通商㈱、モロフジファーム㈱、㈱もろふじ工房、㈱バンブーテクノ、 M.style㈱

http://www.morofuji-h.co.jp/

(ふくおか経済2021年11月号FACE)