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TheFace2006

ホテルオークラ福岡


徳安 弘明

㈱ホテルオークラ福岡 社長

とくやす・ひろあき/東京都出身、1942年9月15日生まれの64歳、中央大学法学部卒。75年に宅地開発公団(現 都市再生機構)入社。99年に㈱筑波学園ホテルに常務取締役として出向。㈱ホテルオークラと提携を実現し経営再建を果たす。㈱新都市ライフ役員を経て、昨年6月に同社社長に就任。現在に至る
(写真)高麗 積克 総支配人(右) こうま・もりよし/東京都出身、1955年10月6日生まれの51歳。80年4月に大成観光㈱に入社。㈱オークラアクトシティホテル浜松、㈱ホテルオークラ東京を経て、06年5月に同社総支配人として就任。現在に至る
渡邉 芳一 総料理長(左) わたなべ・よしいち/埼玉県出身、1944年9月21日生まれの62歳。㈱資生堂パーラー、㈱帝国ホテル、ホテルオークラ東京を経て、03年8月に同社総料理長就任。04年6月から取締役に就任、現在に至る。2000年G8サミット沖縄津梁館総料理長担当

世界に通ずるラグジュアリーホテルを目指す

開業8年目を迎え、華やかな中にも清楚で優雅な伝統ある「オークラ・ブランド」を提供し続け、今や名実ともに地域のトップブランドを確立した㈱ホテルオークラ福岡。
03年3月期決算では約10億円の債務超過に陥るという苦い経験をしながらも、現在では徳安社長を中心とする新体制の下、多様化したお客様一人ひとりの感性を満たし、感動してもらえる「最高のサービスと最高の料理」の提供は、国内のみならず海外からも高い評価を得ている。
また、同社はこれまで「アジアの拠点都市・福岡」の顔として常に地域密着型の親しまれるホテルづくりを積極的に展開。国内屈指の名門国際級ホテルに相応しい多彩な経営手腕で福岡地場を盛り上げてきた。宿泊部門では年間宿泊稼働率82%を達成し、レストラン利用客も年間延べ41万人を突破するなど明るい材料も多いが、「07年問題」と言われている外資系ホテル国内進出の加速化など、時代の潮流は確実に変化しており、「08年までの3カ年計画で、これまで構築した組織基盤をより効果的に運用するためには新しい経営システムの確立が急務」と徳安社長は更なる意欲を見せている。
「世界に通ずるラグジュアリーホテルを目指して」、今後も感謝の心と「和」の精神で地域活性化に貢献していく。

DATA
所在地/福岡市博多区下川端町3−2博多リバレイン
TEL/092-262-1111
設立/1996年2月
開業/1999年3月
資本金/5億円
事業内容/ホテル経営および付帯する業務
施設概要/客室数267室、ヘルスクラブ、ガーデンチャペル、茶室、レストラン8、バー1、宴会場12、結婚式場など

http://www.fuk.hotelokura.co.jp/

(ふくおか経済2006年11月号FACE)