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TheFace2021

プラッツ


福山 明利

㈱プラッツ会長

城 雅宏

㈱プラッツ社長

福山明利㈱プラッツ会長(左)ふくやま・あきとし/北九州市小倉南区出身。1958年7月23日生まれの63歳。福岡大学法学部卒。83年4月山善入社、92年7月九州和研創業(95年7月プラッツに社名変更)、代表取締役社長就任。18年9月同会長
城雅宏㈱プラッツ社長(右)じょう・まさひろ/奈良県出身。1961年4月3日生まれの60歳。関西大学商学部卒。85年4月山善入社、94年12月ゼウスコーポレーション入社、2004年7月プラッツ入社、同9月取締役営業部長、09年7月常務取締役営業部統括、13年7月同生産管理本部長、同9月専務取締役同、15年7月代表取締役副社長、18年9月同社長

「STAND UP!」テーマに30期がスタート

今年7月に30期の節目を迎えた。21年6月期は3期連続の増収増益で共に過去最高を更新。主力の福祉用具流通市場で介護用電動ベッド「ミオレットⅢ」の販売が好調に推移し、売上高は初の70億円を突破した。今期は「STAND UP!」をスローガンに掲げ、次の30年に向けた基盤作りを進めていく。城雅宏社長は「『三十にして立つ』という孔子の言葉から、周年を新しいスタートとして捉え、次のステージへ挑戦する思いを込めた」と力説する。
近年、第2の柱に据える医療・高齢者施設市場のシェア拡大を進めている。専任営業の拠点を主要4都市圏に配置し体制を強化。6月には医療施設用電動ベッド「アスピーノ」を発売した。同市場の年間出荷台数は1万台となり、前期決算における売上高も約23%増と大きく伸長している。「2月に東海、8月に関東の両拠点を移転し、ショールームの充実を図った。もう一段階上のレベルを追求していく」とし、Webセミナーやバーチャル展示場などDXを駆使した展開も加速させる。「ベッド中心の製品ラインアップから、中期的に周辺機器の拡充を図り、“医療福祉の総合メーカー”を目指す」と城社長。次代に向けた新しい価値のあるモノづくりに「一生懸命」取り組んでいく覚悟だ。

DATA
所在地/〒816-0921 大野城市仲畑2-3-17
TEL/092-584-3434
設立/1992年7月
資本金/5億8,205万円
事業内容/介護用ベッド、マットレス等ベッド周辺機器の製造販売
従業員/106人(連結)
売上高/70億4,000万円(2021年6月期)
拠点/国内7カ所、海外1カ所
連結子会社/富若慈(上海)貿易有限公司
関連会社/SHENG BANG METAL CO.,LTD

https://www.platz-ltd.co.jp/

(ふくおか経済2021年11月号FACE)