FEATURE

TheFace2022

ダイショー


阿部 孝博

㈱ダイショー 社長

あべ・たかひろ/福岡市東区出身。1957年8月16日生まれの65歳。山口大学農学部卒、81年10月入社。96年6月取締役、2000年6月福岡工場長・購買部担当、01年6月常務、10年5月専務、13年6月副社長、16年4月から現職。今夏からリターンライダーとして約30年ぶりにバイクに乗り始めた。現在はショートツーリングで往時の感覚を取り戻している
(写真)九州工場東側に完成した排水処理施設を見学する阿部社長(右から2人目)

商品力強化と業務効率化でコスト増に対応

今春、九州工場では増設した大規模排水処理施設が稼働。処理能力は2倍に拡大し、定番商品、新製品など多彩な商品展開を見据え対応力を強化した。さらに今年中には同工場の屋上を活用し太陽光発電パネルも設置するなど、食品メーカーの責任として環境に配慮した工場づくりを進めている。
原材料高騰が利益を圧迫する厳しい経営環境にある食品業界では、記録的な価格の値上げが相次ぐ。そんな中、ダイショーでは大型、中型、小型、それぞれの新製品が好調に推移したことによるコスト吸収、それにアウトソーシングを活用した商物分離や営業拠点の再編による業務効率化が奏功。価格転嫁を食用油やコショウを使用する一部の製品に留めるなど、絶え間ない企業努力でこの難局を乗り越えている。
「物価上昇で家計の節約は加速する。引き続きコストダウンや新製品開発による売上増に努め、必要に応じた対応策も施しながら適正な利益を確保していく。我々の本当の真価が問われるのはこれから」。そう気を引き締め、今期からスタートした3カ年の中期経営計画の戦略を推進する阿部社長。まずは秋冬商戦で本番を迎える主力の鍋スープの計画達成を次のステップへの弾みにしたいところだ。

DATA
(福岡本社・工場)〒812-0064 福岡市東区松田1-11-17
TEL/092-611-9321
(東京本社)〒130-0014 東京都墨田区亀沢1-17-3
設立/1966年12月
資本金/8億7,000万円
事業内容/たれ、粉末調味料、スープ等製造販売
従業員/716人
売上高/226億7,300万円(2022年3月期)
拠点/関東工場、九州工場、福岡第二工場、広域営業部、首都圏営業部、関西営業部、海外営業部ほか全国12支店、29営業所

https://www.daisho.co.jp

(ふくおか経済2022年11月号FACE)