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タマホーム


玉木 康裕

タマホーム㈱ 代表取締役会長

たまき・やすひろ/筑後市出身。1950年1月4日生まれの72歳。八女高校-福岡大学商学部卒。73年筑後興産㈱入社。98年タマホーム㈱を設立し、代表取締役社長就任。2011年同会長兼社長、14年同社長兼CEO。15年同会長兼社長兼CEO、18年から同会長。07年筑後商工会議所会頭就任。5期15年間務め、22年11月から6期目に入る。20年4月旭日小綬章受章。趣味は歴史経済分野の読書

初のトリプル1万棟達成し、3期連続で2000億円突破

2022年5月期決算は、売上高が2407億円、経常利益が123億円で6期連続の増収増益。売上高は3期連続で2千億円を突破し、収益とも4期連続で過去最高を更新した。受注・着工・売上の各棟数は1万棟を超え、創業以来初のトリプル1万棟を達成した。戸建分譲も周知が進み、受注は千棟を超え、951棟を売り上げた。売上高3200億円、営業利益200億円を掲げる「タマステップ2026」の初年度は上々の滑り出しとなった。
業界が直面する〝ウッドショック〟にも「創業以来、国産材を重視し、森林組合や製材業者などと関係を築いてきた。価格上昇は避けられないが、建材不足や納期遅延になることは過去にない」と玉木会長。オリンピック後は職人不足問題も解消し、注文住宅、リフォーム、戸建分譲、不動産の4事業を成長エンジンで加速する。東証一部上場を果たし、残る業界ナンバーワン、1兆円企業も現実味を帯び始めた。
「もうひと踏ん張りしなければならない」と健康のために断酒を決行し、1年で13㎏減量した。実務面では後見役に徹しつつ、対外的な役割を精力的にこなす。一方、福岡への思いも忘れてはいない。東京福岡県人会では副会長を務め、故郷・筑後商工会議所会頭職は11月から6期目に入る。

DATA
所在地/〒108-0074 東京都港区高輪3-22-9タマホーム本社ビル(品川駅前)
TEL/03-6408-1200㈹
設立/1998年6月
資本金/43億1,014万円
事業内容/建築、設計、不動産業、保険代理業
従業員/3,369人(2022年5月末現在)
売上高/2,407億円(22年5月期連結)
拠点/全国246カ所
関連会社/タマ・アド㈱、タマファイナンス㈱、タマリビング㈱、タマアグリ㈱、在住ビジネス㈱、㈱九州新エネルギー機構、THオートリース㈱、Tama Global Investments Pte. Ltd.、TAMA HOME AMERICA LLC 他

https://www.tamahome.jp

(ふくおか経済2022年11月号FACE)