FEATURE

ふくおか経済EX 2012

タカラ薬局グループ


地域の医療を担う薬剤師の成長支援で、地域医療の底上げ図る

地域密着型経営で、福岡市内を中心に調剤薬局61店を展開するタカラ薬局グループ。薬学部6年制移行などで薬剤師を取り巻く環境が変化する中、専門性向上や奨学金制度設立で薬剤師の支援に取り組んでいく。

(写真)社内全体研修で集まった総勢100数十人の同社薬剤師

店舗への権限移譲で地域密着型経営

福岡市内を中心に調剤薬局61店を展開するタカラ薬局グループ。ドミナント戦略やメディカル版サプライチェーンマネジメント構築など、独自の戦略で注目を集めている。その躍進を支える調剤薬局の薬剤師は現在100数十人。マニュアルはあるが、決して縛り付けることはなく、自主性を重んじ極力店舗に権限を委譲している。薬局は定期的なローテーションでの異動も少なくないが、同社では「顔馴染みのスタッフがいると患者さんは安心する」ということから、新規出店の際や薬剤師からの希望がない限り、基本的に異動はないという。そのため、薬剤師は自分の店に愛着を持ち、真の地域密着型経営が実現できている。また、育児休暇期間を設定せず、復帰を希望する際は薬剤師の状況に合わせ、休暇前に所属していた店舗への復帰に尽力するなど子育て支援にも積極的だ。

専門スキル取得支援で薬剤師の能力向上

薬学部6年制への移行により、4年次の共用試験として、コンピューターで行う知識についての試験であるCBT(Computer-Based-Testing)、技能と態度についての試験であるOSCE(Objective-Structured-Clinical-Examination)が導入されるなど、薬剤師には処方業務だけではなく、適切な服薬指導の点からコミュニケーションスキルが求められている。大きく変化する環境の中、これからの薬剤師の在り方を「専門性を高めることが重要」と岡村由紀子人事教育部部長は説明する。「薬剤師には研修認定薬剤師や認定実務実習指導薬剤師、がん薬物療法認定薬剤師などさまざまな専門的スキルがある。その中で自分の特性に合ったものを取得し、知識、実践、総合力を備えたクロスオーバー型の薬剤師であることが求められる」という。同社では専門スキルを取得した薬剤師には手当を支給するなど、専門性向上をサポート。年4回の社内全体研修や、講義ではなくグループディスカッション形式で2カ月に1回の社内勉強会を開催するなど、スキルアップに努める。また、福岡大学薬学部と協力し、通常の奨学金制度では支給範囲外となる5,6年次を対象とした奨学金制度も設立した。地域の医療を担う薬剤師への志、そしてその成長を支援することで地域医療の底上げに取り組んでいく。

 

企業DATA
所在地 〒812-0011 福岡市博多区博多駅前3-25-24 八百治ビル6F
TEL 092-436-2900
FAX 092-436-2901
URL http://www.takarapharmacy.co.jp/
設立 1986年2月
資本金 6200万円(グループ合計)
事業内容 薬局、薬店の経営
年商 42億7500万円(グループ業績)
代表者 小川明久(おがわ・あきひさ)
従業員 250人
関連会社 ㈱タカラメディカル ㈱幸陽堂薬品

採用情報
募集職種 薬剤師
応募資格 薬剤師免許取得者、薬科大学卒業
採用予定 20名
問合せ先 TEL.092-433-5425
担当 岡村

(ふくおか経済EX2012年)