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TheFace2019

ジャパンシーフーズ


井上 陽一

㈱ジャパンシーフーズ 社長

いのうえ・よういち/福岡市南区出身。1978年9月8日生まれの41歳。創価大学経営学部卒、2001年㈱CSK入社、07年ジャパンシーフーズに入社し大阪営業所長、13年副社長、18年9月社長に就任。趣味はフットサル
(写真)コラボ新商品を紹介する井上陽一社長(左)と田中洋之山口油屋福太郎社長

福太郎と共同開発「うまか明太アジ」を世界へ

「酒で洗った福太郎の明太子の風味が、アジの刺身に抜群に相性がいい」と笑顔の井上陽一社長。辛子明太子メーカーの㈱山口油屋福太郎(福岡市南区五十川1丁目、田中洋之社長)と新商品を共同開発した。
商品名は「うまか明太あじ」。ジャパンシーフーズの冷食刺身「いつでもお刺身・うまかシリーズ」の新商品として11月に発売する。研究を重ねた独自の製法と対馬工場の特殊な冷凍技術を駆使し、解凍しても生のお刺身と変わらない美味しさを実現した人気シリーズで、食べたい時に解凍して刺身を食べることができるという。うまか明太あじは、共同開発品として福太郎の辛子明太子を使っており、全国の量販店のほか、山口油屋福太郎の直営店など両社の販売網を使って広く販売していく。きっかけは経営者の会合などで何度か顔を合わせており、経営者としての意気込みや夢を語り合ったことから共同開発の話が上がったもの。田中社長は「若く志高い経営者。ともに日本の食文化を世界に発信するビジネスを手がけていきたい」と井上社長について語る。井上社長も「業界を牽引する田中社長の背中を追いかけ、世界に羽ばたくビジネスに育てたい」と意気込み、握手を交わした。

DATA
所在地/〒811-1302 福岡市南区井尻5-20-29
TEL/092-593-7662
創業/1987年9月
設立/1987年7月
資本金/1億円
事業内容/生食用アジ・サバ・アナゴ加工卸
従業員/210人
売上高/38億円(2019年8月期)
拠点/(工場)福岡市東区箱崎ふ頭5-9-29、対馬市上対馬町泉464 (食品研究室)福岡市東区社領1-11-9 (営業所)仙台、関東、名古屋、大阪、福岡

http://www.jp-seafoods.jp

(ふくおか経済2019年11月号FACE)