FEATURE
サンレー
Tag:
佐久間 庸和
㈱サンレー 社長
さくま・つねかず／北九州市出身。1963年5月10日生まれの48歳。早稲田大学政経学部卒。趣味は読書、ガーデニング。東急エージェンシーを経て、89年に冠婚葬祭大手・㈱サンレー入社。01年社長就任。08年4月より北陸大学未来創造学部客員教授就任。11月に北九州市で開催される日本商工会議所の全国大会ではパネリストを務める。一条真也のペンネームでベストセラー多数。今後は『残されたあなたへ（仮）』『ブッダの考え方』『世界一わかる論語の授業』などが予定されている
創業45周年、来春から新たな柱・介護事業に参入
この秋で創業４５周年、そして自身の社長就任１０年を迎えた。
節目として地域住民に感謝の意を込めてグラウンドゴルフ大会とカラオケ大会を実施。春から半年がかりの予選は大盛り上がりとなり、１１月の決勝でチャンピオンが生まれる予定だ。
本業では近年控えていた新施設建設を積極化。今年は葬祭会館「紫雲閣」を５カ所、来年も同程度以上のオープンを予定。また、大分県中津市、飯塚市に婚礼施設も計画する。
さらに、来年から新たに介護事業に参入する。「隣人館」という名の住宅型有料老人ホームを開発。低中所得者を対象に、年金ですべて賄えるように、月額７万８千円という“革命的”な利用料金が最大の特徴だ。１号物件は３月に飯塚市に開所予定で、直後に折尾、３年以内に北九州一円、その後は全国展開を目指し、「互助会の未来像となるモデルをつくる」という。
作家・一条真也としても活躍するが、この１１月に５年ぶりに本名で『ホスピタリティ・カンパニー』を刊行。これまでにも『隣人の時代』『ハートフル・ソサエティ』『ハートフル・カンパニー』等の著書で人間尊重といった自身の理念を紹介してきた。冠婚葬祭に介護という新事業も加わり、「その理念がやっと形になる」と意気込む。
DATA
所在地／〒802-0022 北九州市小倉北区上富野3-2-8
TEL／093-551-3030
創業／1966年11月
設立／1974年2月
資本金／3億9,450万円
事業内容／冠婚葬祭業全般（「松柏園ホテル」、結婚式場「マリエールオークパイン」、葬祭会館「紫雲閣」、「サンレーグランドホテル」など）
売上高／約184億円
グループ従業員／約1,500人
出先／（結婚式場）福岡3、北陸2、大分2、宮崎、沖縄 （葬祭場）福岡22、北陸10、大分5、宮崎4、沖縄6
関連会社／㈱ハートピア、㈱クリーンサンジュウ
（ふくおか経済2011年11月号FACE）
