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TheFace2006

サンレー


佐久間 庸和

㈱サンレー 社長

さくま・つねかず/北九州市出身、1963年5月10日生まれの43歳、88年3月早稲田大学政経学部卒。趣味は読書、ウクレレ演奏、ガーデニングほか。同年㈱東急エージェンシー入社、89年10月㈱サンレー入社、取締役未来開発室長、同年㈱ハートピア計画を設立し代表取締役就任、94年2月㈱サンレー常務、97年1月松柏園ホテル総支配人(兼任)、2001年㈱サンレー代表取締役社長に就任(現任)。一条真也のペンネームで『孔子とドラッカー』など多くのベストセラーがある。11月中には『ハートフル・カンパニー』(三五館)のほか、『世界一わかりやすい宗教の本(仮称)』(KKベストセラーズ)、来春までに『神道&仏教&儒教』、『龍馬とカエサル』などの出版を予定している

創立40周年迎えた冠婚葬祭のパイオニア

全国初の総合葬祭会館「小倉紫雲閣」に始まり、業界初のISO取得、日本最大級の高齢者複合施設「サンレーグランドホテル」、全国一の保有数を誇る国家資格・一級葬祭ディレクター、そして全国トップレベルの結婚式場稼働率を誇る「松柏園ホテル」、古代ローマ風結婚式場の庭園内に配したオリュンポス12神の等身大像が居並ぶ多神教ガーデン…等々、冠婚葬祭事業のパイオニアとして常に新風を吹き込んできた業界大手・㈱サンレーが、11月18日に創立40周年を迎える。
佐久間社長は「ハードで勝負する時代は終わった。結婚、葬儀という人間の心の最もデリケートな部分に関わる冠婚葬祭ビジネスは、労働集約型から知識集約型、さらには精神集約型産業として昇華していく必要がある。これからは企業の思想が評価される時代に移っていく」と断言する。
同社長は一条真也のペンネームで『老福論』、『ハートフル・ソサエティ』など数々のベストセラーを輩出してきた著名作家でもある。昨年末には専用ホームページも開設し、著書の紹介や「平成心学塾」と題して社会、経営、宗教、文化の4点で独自の思想を述べている。この効果もあってか、最近では国内だけでなく、中国、韓国からも講演依頼が殺到しているという。「私自身を会社の広告塔ととらえて、執筆、講演活動を展開している」と微笑む佐久間社長。来年以降も「サンレー発の全国初」を用意しているというから大いに期待したい。

DATA
所在地/北九州市小倉北区上富野3-2-8
TEL/093-551-3030
創業/1966年11月
設立/1974年2月
資本金/9億5,850円
事業内容/冠婚葬祭事業(「松柏園ホテル」、結婚式場「マリエールオークパイン」、葬祭会館「紫雲閣など」)
グループ従業員数/約1,200人
年商/約185億円
出先/(結婚式場)福岡3、北陸2、大分2、宮崎、沖縄 (葬祭場)北九州圏19、北陸8、 大分4、宮崎3、沖縄5
関連会社/㈱ハートピア、日生殖産㈱、㈱サンセレモニー・カー

http://www.sun-ray.co.jp

(ふくおか経済2006年11月号FACE)