FEATURE

TheFace2020

グリーナー


㈱グリーナー

(写真)片岡 仁(かたおか・ひとし) 営業部部長

「正しい」廃棄物処理でSDGsの達成に寄与

「つくる」ことに関し、きめ細かな技術や徹底した品質管理の追求に妥協のない日本企業だが、「捨てる」ことは処理委託業者に一任してしまうケースが多く、世界に比べての意識はまだまだ低い。しかし万が一、廃棄物が適切に処理されていなかった場合、排出企業も責任を問われることになる。
㈱グリーナーが提供する廃棄物管理システム「エコープ」では、回収・処理の流れや廃棄量、リサイクル率から処理委託業者の許認可証、契約書データ、廃棄物処分のみならず電気・ガス・水道まで含めた排出企業のCO2排出量を「見える化」。コンプライアンス遵守とともに、業務効率化と省エネ推進で、環境経営をサポートしている。また、回収業者向けの「エコープ プロ」は、排出企業別に廃棄物の種類や量を可視化、モバイル端末連動による最適な回収ルート提案や、リアルタイムでの回収状況の把握、回収後の入力作業が不要になることでの負担を軽減。この2つのシステムには互換性があり、一層の効率化を実現している。
今後は「正しい」廃棄物処理に加えて、工業地帯における自動運転回収システム活用のスマートシティ構想や、建設木材の将来的な再利用が可能なCLT工法の推進など、総合的な環境分野からSDGs達成に寄与していく。

DATA
所在地/〒808-0025 北九州市若松区中川町3-2
TEL/093-771-8240
設立/2010年9月
資本金/500万円
代表者/三根進也
事業内容/廃棄物処理管理システム、エネルギーコンサルティング
従業員/25人
売上高/14億円
拠点/(東京オフィス)東京都世田谷区上野毛4-35-12-A702

http://www.greener.co.jp/

(ふくおか経済2020年11月号FACE)