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キュウセツAQUA


大野 征博
キュウセツAQUA㈱ 社長

おおの・まさひろ/福岡市出身。1969年11月28日生まれの55歳。九州大学工学部卒。総合機械メーカーの原子力プラント事業に従事。キュウセツAQUA入社後は経営企画部長を経て、2020年から現職。今年2月には官民の垣根を越えて上下水分野の課題を共有する横断的組織「水ネットワーク福岡」を発足し会長に就任。趣味はゴルフ、ランニング

未来志向で水インフラと農業の課題解決へ

7月に創業60周年を迎えた。大野社長は「自治体をはじめ、多くのお客様のご支援の賜物」と謝意を示す一方で、視線はすでに未来を見据えている。社内では今年度から従業員の評価・給与制度や定年後の処遇改善に着手。人材確保はもちろん、長期にわたり安心して働ける職場環境の整備によって、組織基盤の強化を進めている。
主力の水インフラ事業では、自治体職員の不足を背景に民間委託の拡大が予想される中、より高度な専門性が求められる水道分野に対応すべく、資格取得を含めた人材育成を強化。さらにグループ企業の活用や継続的なM&Aを視野に、自治体の多様なニーズに応える体制の構築を目指す。加えて第2の柱と位置付けるアグリ事業では、大分県国東市に所有する広大なオリーブ園を活用した観光農園化プロジェクトが進行。今後は福岡県内でコーヒーやアボカドの栽培、県外でも数十ha規模の露地栽培に乗り出すなど、企業主導の担い手として、日本農業の課題解決に取り組む姿勢を鮮明にしている。
9月には社内野球部が全国大会で初のベスト4入りを果たした。こうした成果が醸成する社内の一体感を追い風に、節目を超えてさらなる飛躍を期す大野社長の表情は明るい。

 

DATA
所在地/〒812-0013 福岡市博多区博多駅東1-3-10九設ビル
TEL/092-451-2821
設立/1965年7月
資本金/5,000万円
事業内容/上下水道施設の維持管理、オリーブの生産・加工・販売など
グループ従業員/870人
グループ売上高/約92億円(25年3月期)
拠点/九州・中国・四国に24事業所
グループ会社/㈱九設ふる里めぐみファーム、㈱トーヨー防災、熊本利水工業㈱

https://www.kyusetsuaqua.co.jp/

(ふくおか経済2025年11月号FACE)