FEATURE

TheFace 2017

カンボジアン ビジネス イニシアティブ・Cambodian Business Initiative


稲葉 武彦

㈱カンボジアン ビジネス イニシアティブ 社長
(CAMBODIAN BUSINESS INITIATIVE Co., Ltd.)

いなば・たけひこ/朝倉市出身。1964年5月16日生まれの53歳。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。87年川崎製鉄㈱入社、91年公認会計士第二次試験合格、太田昭和監査法人に入社し上場企業、学校法人などの監査に従事。95年公認会計士第三次試験合格。96年稲葉公認会計士事務所開設、税理士登録。2011年あさくら税理士法人設立。趣味はジョギング

カンボジア進出企業の会計・税務他幅広い相談に対応

あさくら税理士法人(朝倉市堤、稲葉武彦代表社員)が立ち上げたカンボジア進出企業を現地でサポートする「CBI Accounting-CAMBODIAN BUSINESS INITIATIVE Co.,Ltd.」(プノンペン)の設立から1年が経過。徐々に会計・税務などの業務依頼や顧問契約が増加する中で、官公署との投資申請に関するアドバイスや業務に関連するアプリケーションの運用など幅広い相談も寄せられ柔軟に対応している。

カンボジアでは中国・韓国企業の進出が盛んで、日本企業の進出は立ち遅れ気味だが、着実に日本企業の数は増えてきているという。経済成長率が年7%程度に安定していることに加え、依然として賃金水準は周辺諸国と比べて低く、その一方でAFTA(ASEAN自由貿易地域)に加盟していることから「今後もASEANにおける生産拠点としての重要性が高まる」と確信する稲葉社長。

新興国ならではの法律や環境変化の速さに迅速に対応するために、同国出身で日本語・英語が堪能なマオ・ティアリット所長をはじめ、現地スタッフ3人が業務にあたり、言語面でも安心の体制を整えている。さらに日本では顧問先などに積極的に情報提供し、両国を橋渡しすることでクライアントの発展に貢献する。

 

マオ・ティアリット所長(写真中央)2010年から日本に留学し中野スクールオブビジネスを卒業。2015年にあさくら税理士法人に入社し、日本流ビジネスを身に付けた。クメール語、日本語、英語に対応できるほか、会計ソフトなどのシステムにも明るい

DATA
(CBI)Phnom Penh #7C Streeet470 Toul Tumpung1 TEL +855-12-785 085
(あさくら税理士法人)〒838-0062 福岡県朝倉市堤1616-1 TEL  0946-22-1221
設立/2016年10月 資本金/500万円 事業内容/会社登記・設立サポート、法人・個人税務相談、月次会計処理、年次決算申告、会計監査・税務調査立ち合い、現地視察、現地企業・公庁などの交渉や商談、一元管理、現地取引先との専門的内容の調整、日本語人材確保、採用、通訳などの相談 従業員/3人

(CBI)http://www.cbiaccounting.com/
(あさくら税理士法人)http://www.inaba-cpa-office.com/