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オーレック
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今村 健二
㈱オーレック 代表取締役社長
いまむら・たけじ／久留米市出身。1952年7月5日生まれの66歳。明治大学工学部卒。76年父が創業した大橋農機㈱（現オーレック）入社。営業部に配属され関東から東北エリアを開拓。現場の声を反映した製品が大ヒット商品に。88年、社長就任と同時に社名変更した。趣味は自然散策。座右の銘は「百見は一感に如かず」
独創的な製品づくり貫き７０年
１０月、創業７０周年を迎えた。「世の中に役立つものを誰よりも先に創る」の創業精神で、草刈機や耕うん機などの小型農業機械を中心に独創的な製品を次々と開発し市場に投入してきた。
この７０年で農機市場も大きく様変わりし、市場はピーク時から半減するもオーレックの業績は右肩上がりを堅持。乗用・自走式草刈機の分野で国内シェア４割を超えるトップメーカーに成長している。「縮みゆく市場の中でシェア争いするのではなく新たな市場を創り出すことに重きを置いてきた」と自身、製品開発に汗を流し、全国展開への礎を築いてきた今村社長。３０年前、父から経営を継ぐと同時に社名変更し、翌年、現本社の広川工場を操業開始。部品加工から組み立て作業まで一貫生産方式を築き上げ、欧州を中心に海外展開も加速する。
節目を迎える今年は「農に親しむ機会をつくる」とフォト・川柳コンテストなどを企画。また、同時期に開催した「OREC FESTIVAL」は、本社を一般開放し３０００人近い来場客で賑わった。「全社員が活躍できる環境をつくり今後も現場体感をもとにした独創的な製品開発を続けていく。新事業にも着手し安心安全な食づくりや人々の健康を支える」と永年企業として日本の農業を支える覚悟だ。
DATA
所在地／〒834-0195 八女郡広川町日吉548-22
TEL／0943-32-5002
創業／1948年10月
設立／1957年7月
資本金／9,500万円
事業内容／農業機械の製造
従業員／318人（2018年6月）
売上高／136億円（18年6月期）
拠点／広川工場、城島工場、関東物流センター、仙台営業所、関東営業所、長野営業所／グリーンラボ長野、弘前営業所／グリーンラボ弘前、名古屋営業所、岡山営業所、福岡営業所、鹿児島営業所、オーレックアメリカ
（ふくおか経済2018年11月号FACE）
