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エントリーサービスプロモーション


新井 洋子

エントリーサービスプロモーション㈱ 社長

あらい・ひろこ/宮崎県延岡市出身。1951年1月20日生まれ。福岡大学人文学部卒。75年6月にエントリーサービスプロモーション㈱を設立。90年1月から副社長を務め、営業部門を統括。2003年社長就任。福岡経済同友会交流部会副会長、福岡キワニスクラブ副会長、福岡商工会議所情報・文化・サービス部会長などの要職を務め、2021年8月からは全国間税会総連合会女性部長に就任
(写真右)新井洋子社長
(写真左上)「東京オリンピック2020」のサーフィン会場(千葉県一宮町の釣ケ崎海岸)
(写真左下)常設スタジオからリモート研修を配信した

原点を見つめ直し、コロナ禍を糧に来るべき日に向け準備

今夏の東京オリンピック2020で、サーフィン競技の運営スタッフを受託。新井社長は「当社にとって誇りであり、スタッフには一生に一度の貴重な経験になった」と振り返る。業務を請け負うPayPayドーム隣接の複合エンターテインメント施設「E-ZO FUKUOKA」では常設施設の運営に加え、催事場で開催された「うんこミュージアム」が人気を博した。緊急事態宣言の解除後には福岡市役所西側ふれあい広場で開かれた「筑後川のめぐみフェスティバル」の運営を受託。大型イベントが徐々に再開し、自然に表情も緩む。逆境の中でもコールセンターの需要が伸長し派遣規模の拡大につながった。関連会社・ビッグベンのスタジオからは自社講師によるリモート研修の配信も行っている。照明・撮影機材等も揃えており時間単位での貸出も可能。全社員がコロナ禍を糧に部門の垣根を越えて結束し、専門外の様々な経験も積み成長している。
来春採用の新入社員には初めてベトナム人を内定した。需要が高まる日本国際人材開発㈿でも来るべき日に向け準備が進む。「ウイズコロナの中で新たな柱を模索しながら経営基盤を固め、次世代にバトンを渡すことが使命」と同社長。改めて「人を活かし人を育てる」の原点を見つめ直す。

DATA
所在地/〒810-0001 福岡市中央区天神3-6-26
TEL/092-712-4505(代)
設立/1975年6月
資本金/1億円
事業内容/人材派遣業(一般事務・受付・リポーター他)、人材紹介業、イベント企画運営、映像制作 従業員/84人
関連会社/㈱サンエーサービス、㈱ビッグベン、エントリースタッフ㈱

https://www.entryservice.co.jp/

 

(ふくおか経済2021年11月号FACE)