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TheFace2009

エコアス


大澤 清和

エコアス㈱ 社長

おおさわ・きよかず/佐賀県唐津市出身 1953年4月7日生まれの56歳。法政大学法学部卒。同社は05年5月にISO14001認証を取得後、07年8月、福岡市から「社会貢献優良企業」を認定。趣味はゴルフ、釣り
(写真)同社が独自開発した小型マイクロクリーナー(汚泥吸収車)

グリーストラップ清掃で県内シェアトップを目指す

建築物の環境衛生管理、汚泥処理、環境測定・分析、空気触媒の4事業を柱に、多角的な事業展開で“環境ソリューション”を実践してきたエコアス㈱。今年4月に設立5周年を迎えた同社では、特に飲食業界を対象とした「厨房グリーストラップ」清掃維持管理の重要性を指摘しており、これまで食品工場、レストラン、ホテル、飲食店などから排出される有機性汚泥の適正処理を積極的に提案。年間3000件以上の清掃実績を上げている。
グリーストラップ内に溜まる汚泥は、「廃棄物処理法」によって産業廃棄物に該当するため、排出事業者は下水道への直接流出を防止する「グリーストラップ」の設置とそれに伴う適正処理が義務付けられている。しかし、現状は「汚泥処理に対する誤った認識や禁止されているバイオ処理装置等の追加設置が顕在しており、今後、不適正処理による排出者責任が一層厳しく問われることは否めない」と大澤社長は業界動向を冷静に分析する。
同社では福岡市内唯一の「有機性汚泥リサイクルプラント」を有し、有機性汚泥専門の処理業者としては数少ない「収集運搬〜処分〜リサイクル」循環型処理システムを確立。今年10月には㈳福岡市食品衛生協会の賛助会員となり、グリーストラップ清掃を通じて、食品関係営業者の衛生向上に尽力している。エコアス㈱は汚泥処理のエキスパートとして、グリーストラップ清掃で県内シェアトップを目指し、今後も新たな付加価値を創造していく。

DATA
所在地/〒812-0892 福岡市博多区東那珂2‐10‐55
TEL/092-504-8390
設立/2004年4月
資本金/1,000万円
事業内容/建築物環境衛生管理業、汚泥処理業、環境測定・分析業、空気触媒事業
汚泥リサイクルプラント/福岡市博多区西月隈

http://www.ecoas.co.jp

(ふくおか経済2009年11月号FACE)