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イオン九州


柴田 祐司

イオン九州㈱ 社長

しばた・ゆうじ/1956年8月4日生まれの64歳。79年3月ジャスコ㈱(現イオン㈱)入社、2006年9月埼玉事業部長、10年3月イオンリテール㈱事業創造政策チームリーダー、同年5月イオン北海道㈱取締役、11年5月同社社長、14年5月イオン九州㈱社長就任

マックスバリュ九州と合併、より「食」を追求する企業に

9月1日にマックスバリュ九州㈱と合併し、新生イオン九州㈱としてスタート。合算の売上高は4000億円超と九州内の食品スーパーで最大規模になった。「その意味では名実ともに九州のリーディングカンパニーとして、お客様に信頼される企業、そしてより『食』を突き詰める企業を目指したい」と柴田社長は所感を述べる。
今後の取り組みについて、食品分野では、主力のスーパーマーケットに加えて、ディスカウント(DS)、ネットスーパー・eコマースの充実を図る。DSでは現在27店舗展開する「ザ・ビッグ」を100~200店舗体制とし、ネットスーパー・eコマースについては、配達面などでの注文客の利便性を向上させるとともに、ダークストア(商品センター)の立ち上げも検討している。非食品分野でも、衣料品の「インナーカジュアル」、子供服・用品の「キッズリパブリック」、住居・余暇の「ホームコーディ」などを九州の市場に合わせて確立させていく。
長期的には売上高5000億円とともに現在上場しているジャスダックから東証への市場変更を目指す。またDXに関しても、顧客側の利便性向上と同時に「社内的にも働き方改革や効率化の観点から取り組みのスピードを上げていきたい」と考えている。

DATA
所在地/〒812-0016 福岡市博多区博多駅南2-9-11
TEL/092-441-0611
設立/1972年6月
資本金/48億円
事業内容/総合小売業、スーパーマーケット事業
従業員/20,955人(2020年9月1日現在)
営業収益/2,224億6,100万円(20年2月期)
店舗数/309店舗(20年9月1日現在)
関連会社/イオン㈱はじめイオングループ

http://www.aeon-kyushu.info

(ふくおか経済2020年11月号FACE)