FEATURE

TheFace 2018

アンクロートフィルム


黒江 圭太

㈱アンクロートフィルム 社長

くろえ・けいた/北九州市小倉南区出身。1977年12月12日生まれの40歳。2000 年、オーストラリアへ留学しブライダル写真・映像撮影のスキルを取得。04年にオーストラリアのACIT短期大学映像学科を卒業。帰国後、ブライダル大手企業に就職し、13年に映像企画、撮影、編集事業の㈱ukを設立。今年9月、別会社で映画製作・配給の㈱アンクロートフィルムを立ち上げ、社長を兼任している。趣味はゴルフ、山登り
(写真)7月12日の製作発表会。(上段左2番目から)作家の辻仁成さん、製作会社㈱アンクロートフィルムの黒江圭太社長、映像監督の蔦井孝洋さんらが登壇したほか、映画でも触れる「山笠」の中洲流の男性たちも駆けつけた

2020年、中洲を舞台にした映画「真夜中の子供」公開

映画製作・配給事業を展開する㈱アンクロートフィルムは、2020年6月に公開予定の映画「真夜中の子供」を製作している。
同映画は作家の辻仁成氏が、歓楽街の中洲を舞台にして描いた「真夜中の子供」が原作。中洲のホスト、ホステスとして働く両親に育児放棄された無戸籍の少年「蓮司」を主人公に、それを取り巻く人間模様や中洲の街をたくましく生きる人々の姿、命の尊さや人間の可能性、生きることのすばらしさを伝える感動作だ。
黒江社長は映画のプロデューサーを務めており、監督には原作者の辻氏、脚本家はNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」「ひよっこ」などを手掛けた岡田惠和氏、撮影監督には「眉山」「ゼロの焦点」などで受賞歴を持つ蔦井孝洋氏が担当。キャストは今後決定していく予定という。
製作面では10月から、クラウドファンディングで資金を調達しているほか、11月からは、投資家がベンチャー企業の株主となって出資可能な株式投資型クラウドファンディング「ファンディーノ」で同社の資本金を募り、増資を計画している。「世界中に感動を届ける!伝える!」をスローガンに、2年後の公開に向け全力で駆け抜ける。

DATA
所在地/〒810-0041 福岡市中央区大名2-11-19 赤坂門ビルヂング3F
設立/2018年9月
資本金/100万円
事業内容/映画製作、配給
従業員/1人

(ふくおか経済2018年11月号FACE)