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TheFace2014

アペックスグループ


梶原 龍太

アペックスグループ 代表

かじわら・りゅうた/久留米市出身、1972年2月6日生まれの42歳、九州産業大学商学部商学科卒。大手ディスカウントストアに勤務後、1998年にラーメン事業のアペックスフーズを立ち上げ、99年5月に創業店の「龍の家上津店」を開業。2006年4月から社長を務め、13年9月にアペックスグループの代表に就く。趣味はドライブ

総合力生かした展開で新たな歴史刻む

先代(故梶原龍也)の急逝に伴い、レンタルビデオ業のアペックスなどの社長を引き継いで1年が経過。今はそれまでのアペックスフーズの社長、そしてラーメン店「龍の家」の店主としての顔から、レンタル、飲食、美容などで構成するアペックスグループの代表として舵を取る忙しい日々を送る。
「気持ちの整理がつかないままのスタートで、事業戦略を立てる余裕さえなかった」。そう振り返る新体制当初。そんな状況でも、先代が生前から取り組んでいた新規事業は着々と進んでいく。それが「コメダ珈琲店」のFC事業だった。同社はその記念すべき1号店を7月に熊本市にオープン。8月には久留米市に2号店、さらに年内には3号店目の出店も控えるなど、先代の熱い想いを見事形に変えてみせた。また自身の本職ともいえるラーメン事業は、念願だった龍の家の大分1号店を8月に出店。今後は九州、首都圏での出店に加え、海外進出も見据えるなど着実に店舗網の拡大を図っていく。
中期ビジョンで目指すグループの組織再編へ向け、「まずは社員との信頼関係を一番大事にしたい」と語る梶原代表。スケールメリットによるシナジーと組織としての結束力を、これから刻む新たな歴史に生かしていく。

DATA
所在地/〒830-0045 久留米市小頭町4-136-1
TEL/0942-38-5800㈹
創業/1984年10月
グループ資本金/1億7,500万円
事業内容/レンタルビデオ、カラオケ、ネットカフェ、飲食、美容室などの運営、不動産事業ほか
従業員/85人
グループ売上高/35億円(2013年10月期)
グループ会社/㈱アペックス(ビデオアメリカ、カラオケアメリカ、ネットカフェアメリカ、コメダ珈琲店FC)、㈱アペックスフーズ(ラーメン 龍の家・らーめん息吹)、㈱アンソメット(Hair Make アンソメット)、㈱アペックスエステート(不動産)

(ふくおか経済2014年11月号FACE)