FEATURE

TheFace2019

アネムホールディングス


肥川 正嗣

㈱アネムホールディングス 会長兼社長

肥川 英司

㈱アネムホールディングス 取締役経営戦略室代表

こいかわ・まさつぐ(右)/福岡市東区出身。1947年12月17日生まれの71歳。75年に創業後、明光義塾、シェーン英会話&留学、EDINA、教育マイレージを展開し海外進出も果たす。ソフト開発のe-sia、介護支援の日本ソフィアライフなどを運営するほか、8月には古湯温泉の会員制宿泊施設「富士ビラ」に離れの宿「山華の正」を完成させた
こいかわ・えいじ(左)/福岡市出身。1983年7月14日生まれの36歳。西南学院中・高校、神奈川大学卒業後、東京の大手企業を経て、2013年3月に運営支援室長としてアネムホールディングスに入社。現在は経営戦略室代表のほか、シェーン英会話九州本部代表を兼任する。趣味は音楽鑑賞、読書、ゴルフ。肥川社長の次男にあたる

教育改革の域を超えた次代の学習システム開発へ

個別指導のパイオニアとして知られる「明光義塾」の九州地区フランチャイザーとして、常に「新しい時代の個別指導」を作り上げてきた。2020年からの教育新時代に向けた「4技能英語」や「プログラミング」への対策もいち早く取り組んでおり、今年の夏期の外部生の動員、継続率は前年同期比120%強を記録。教育改革に強い明光義塾をアピールしている。  さらに近年、強化ポイントの1つに掲げてきたのが、独自開発のICT自立学習支援ツール「Vゼミ」の進化だ。今夏にはAIを活用した新教材「atama+(アタマプラス)」を導入。Vゼミとの親和性を生かした新たな学習システムで真の「自立学習」を効果的に促進していくとともに、教材の開発元である「atama plus社」(東京都、稲田大輔社長)との業務協力によって、今後はアネム社が開発を進める「進捗管理激励システム」を組み込んだ新たな運用システムの実現に向けた実証実験も始まる。様々なコンテンツを一元化できるこの進捗管理システム。一人ひとりの学習進度に合ったオーダーメード学習の構築はもちろん、将来的には健康支援事業を核とした医療分野での応用も視野に入れる。今後も先を見据えた展開に注目だ。

DATA
所在地/〒810-0022 福岡市中央区薬院1-6-9
TEL/092-731-3238
創業/1975年5月
設立/2006年12月
資本金/3億5,000万円(グループ)
事業内容/教育支援事業、医療支援事業、IT事業ほか
従業員/224人
売上高/40億円(FC合計70億円)
関連会社/㈱明光義塾九州、㈱明光ネットワーク九州、㈱受験Vアカデミー、㈱日本ソフィアライフ、㈱e-sia、㈱Vネットワールド、㈱V-vivitほか

https://www.anem.co.jp

(ふくおか経済2019年11月号FACE)