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アクセス・ジャパングループ


野田 高広

アクセス・ジャパングループ 会長

のだ・たかひろ/福岡県出身。1950年1月25日生まれの71歳。70年ブリヂストンに入社。技術畑を歩み、同社の国内外の製造現場でマネジメントを担当。ISO14001内部監査や品質管理インストラクターなどの資格や技術を約40種もつ。2001年㈲アクセス・ジャパンを筑後市で創業。趣味はゴルフ、スポーツ観戦

創業20年、事業多角化で盤石基盤を構築

国内17社、海外4社をもち、25業種を展開する同グループ。成長サイクルや事業内容の異なる複数事業を多角的に展開し、経営基盤の安定を図ってきた。野田高広会長は前職のブリヂストン時代の現場経験を生かし、アウトソーシングに特化した事業で独立。自宅を事務所に3人で始めた小さな会社は、今やグループ2千人の社員を抱える企業に拡大している。「創業期から従業員やパートナー企業に恵まれたことが転換期において柔軟な対応ができた要因」とこの20年を振り返る。
現在、延べ3万坪を保有する物流事業、保育園やスポーツ施設運営などの教育事業を核に、不動産事業においては、このほど筑紫野市で6万坪の土地を取得し、物流用地に転用した大型開発案件にも着手した。多角化について「個々に活躍できる場の創出と人材発掘が原点」と穏やかな語り口調ながら、技術畑ゆえの誠実緻密な戦略を描く。
本社から徒歩10分内の距離には2019年3月にアクセス迎賓館を竣工。バーベキューやシミュレーションゴルフ場を設け社員の憩いとして、また国内外の要人のおもてなしの場として交流の輪を広げている。「ヒトづくり」が常なる姿勢。「社会全体の調和がとれた発展により、地域に根差した存在感のある企業を目指していく」と次代を見据える。

DATA
所在地/〒833-0005 筑後市長浜2090-7
TEL/0942-42-2511
創業/2001年1月(アクセス・ジャパン)
資本金/8,000万円
事業内容/アウトソーシング、人材派遣、運輸・物流、不動産、フィットネス・スイミング、教育、社会福祉、ホテル、通信販売、インターネット事業など
従業員/2,000人
関連会社/アクセス・ジャパンホールディングス、アクセス・ ジャパン、 AJ・コーポレーション、アクセス物流、アクセス・ジャパンコーポレーション、QCDクリエイト、日本アシスト工業、アクセス・ジャパンスポーツ、筑後広域公園振興事業団(A)、筑後広域公園振興事業団(B)、筑後船小屋公園の宿、NPO法人筑後総合スポーツクラブ、希望の里(障がい者支援事業)、ケア・ジャパン、筑紫野ベレッサコールセンター、日本健康製薬

https://www.accessjpn.co.jp/

 

(ふくおか経済2021年11月号FACE)