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アキラホールディングス


安部 泰宏

㈱アキラホールディングス 代表取締役CEO

あべ・やすひろ/福岡市中央区出身。1939年3月29日生まれの82歳。福岡大学付属大濠高校卒。全国水産物卸組合連合会副会長および九州地区水産物卸組合連合会会長、福岡市鮮魚仲卸協同組合理事長、福岡魚食普及推進協議会会長を兼務。地場経済界に広く交流を持ち、2004年7月に福岡城西ロータリークラブ会長。05年4月に藍綬褒章、11年6月には旭日双光章を受章。福岡商工会議所では14年11月から6年間副会長を務めた。趣味はゴルフ

〝顧客第一主義〟を掲げ、新たな魚食ツールを確立

福岡の台所「福岡市中央仲卸売市場」における仲卸地場大手の㈱アキラ水産(上田浩祐社長)を中心に、グループ6社が〝海産物のエキスパート〟として鮮魚介類の仲買や加工・販売など多角的に事業を展開。昨年1月、アキラグループの持株会社として設立した㈱アキラホールディングスでは水産業界および市場全体の発展、さらなる魚食普及のためのビジネスモデル構築や需要拡大に寄与しており、その活動実績は県内外に大きな影響を与えている。
昨年6月に改正卸売市場法が施行されて以降、規制緩和による異業種参入が容易となったものの、安部泰宏代表取締役CEOは「環境がどう変わろうと、創業以来100年以上受け継がれるDNAの〝顧客第一主義〟に勝るものはない。時代要請の変化と顧客ニーズに柔軟対応し、今後さらにグループ力を結集したサービスで〝鮮度と安心安全〟を追求していく」と意気込む。
今年8月には豊洲市場仲卸の㈱築地太田、日本通運㈱と3社連合し、国内水産品を「ジャパンブランド鮮魚」として輸出販路拡大を図るプロジェクトがスタート。9月には仲卸、冷凍・塩干部門5社で食品安全マネジメントシステム「ISO22000」認証を取得するなど、アキラグループの今後の展開に業界の注目が集まっている。

DATA
所在地/〒810-0072 福岡市中央区長浜3-11-3-701 TEL 092-711-6601
設立/2020年1月
資本金/4,850万円
事業内容/総合リース事業アキラグループ各社への経営指導、不動産賃貸
従業員/110人(グループ)
売上高/119億円(グループ)
関連会社/㈱アキラ水産、㈱コウトク水産、㈱安部水産、㈱一心、㈱アキラ・トータルプランニング、㈱四季海鱻

https://www.akirasuisan.co.jp

 

(ふくおか経済2021年11月号FACE)