FEATURE

TheFace2019

アイ・ケイ・ケイ


IKK金子 和斗志

アイ・ケイ・ケイ㈱ 社長

かねこ・かつし/佐賀県伊万里市出身。1952年3月26日生まれの67歳。74年10月に実家の金子興業㈱(現㈱アイ・エス)入社、81年12月社長就任。95年11月アイ・ケイ・ケイ㈱設立。趣味は旅行、読書、ウォーキング。座右の銘は「敬天愛人」「積小為大」「一期一会、余情残心」
(写真下
)東京・豊洲ぐるり公園内に来年初夏オープン予定の「ララシャンスガーデン 東京ベイ」

東京初進出、食品事業部新設も

アイ・ケイ・ケイ㈱が大都市圏に攻勢をかけている。2017年の大阪市を皮切りに今年7月に神戸市、五輪を前にした来年初夏には東京・豊洲に出店する。いずれも自然環境と調和した絶好のロケーションで、既にオープンしている大阪、神戸ともに「すべて順調」(金子社長)という。立地確保の決め手は東証1部上場の効果が大きく、大都市圏はじめ100万都市以上では今後も複数の拠点開設を狙う。
新規出店で言えば、17年から進出しているジャカルタでも先ごろ2店目がオープンした。現地の婚礼事情にあわせて最大1500人収容可能な大型ホールだ。1店目も好調で今期は黒字化を見込んでいる。また、3店目の立地も探している。
アイ・ケイ・ケイグループは婚礼を主力事業に介護を含めた2本柱。これに10月からは新たに食品事業部が加わり、第3の柱としての展開をスタートさせた。同社の婚礼事業の調理部門は150人の人財を抱え、佐世保と富山の2店舗でミシュラン一つ星で掲載されるなど評価も高い。そのノウハウをもとに、引き出物やeコマース向けに新商品を企画する考えだ。「経営者は夢を語らないと」と金子社長。「ゆくゆくは食品事業部を100億円規模の新たな柱に育てたい」と力を込めた。

DATA
本店/〒848-0041 佐賀県伊万里市新天町722-5
福岡本部/〒811-2245 福岡県糟屋郡志免町片峰3-6-5
TEL/050-3539-1122
設立/1995年11月
資本金/3億5,165万円
事業内容/結婚式場運営、挙式・披露宴に関する企画・運営等のサービス提供
従業員/805人(連結・2018年10月期)
売上高/200億908万円(18年10月期)
拠点/国内18カ所、海外1カ所(18年10月期)
関連会社/アイケア㈱、PT INTERNATIONAL KANSHA KANDOU INDONESIA

https://www.ikk-grp.jp

(ふくおか経済2019年11月号FACE)