FEATURE

TheFace 2017

はかた匠工芸


岡井 弘志

㈱はかた匠工芸 社長

(写真下左)ペルシャ・インドの代表的古典柄「ペイズリー」を表現した逸品
(写真下中央)「鳥獣戯画」を絵柄に取り入れた博多織
(写真下右)職人の感性が息づく作品

伝統的工芸品展で最高賞、新分野の博多織発信へ

日本の三大帯のひとつ「博多帯」を製造販売し、東証・東京プロマーケット上場の㈱はかた匠工芸。高度な技術を持つ職人たちが、伝統的な技法を継承して創る作品はどれも美しく、個性が光るものばかりだ。

毎年開催される「福岡県伝統的工芸品展」で今年、最高賞の「九州経済産業局長賞」を初受賞した。受賞作品を手掛けたのは昨年、国家資格の伝統工芸士に認定された同社の職人。縞と唐草文様を組み合わせた主力商品の帯を20年以上手掛け、今回受賞したのも同様の作品だ。現在、19人の職人が在籍し、なかには西日本で唯一、世界に通じる検定技能士の資格を所有する織匠も活躍している。岡井弘志社長は「職人の感性やデザイン、技を生かす作品づくりで、新分野にも挑戦していく」と目を輝かせる。

その第一歩に、従来の帯ではなく額縁などに入れて飾る装飾品の博多織製造に取り組む。水墨画で戦国時代や三国志の武人を描いた「武人画」や、日本最古の漫画「鳥獣戯画」などの絵画を博多織の絵柄に取り入れた新商品だ。海外のジャパンエキスポで展示したところ反響があったといい「職人技が光る博多織の魅力をグローバルな視点で発信していく」と次なるステージでの飛躍を誓う。

おかい・ひろし/京都市出身。1975年2月12日生まれの42歳。関西経理専門学校を卒業後、着物撥水加工の㈱パールトーン(京都市)に入社。約3年半営業職を勤め、関西和装振興協会(現・日本和装ホールディングス㈱)に入社。2011年北日本ブロック長、12年第2営業部長、13年営業担当執行役員を経て、14年7月に㈱はかた匠工芸の営業部長代理、同年9月に社長就任。趣味はゴルフ

DATA
〒816-0921 大野城市仲畑2-12-40 TEL092-581-7232 設立/2007年3月 資本金/1億885万円 事業内容/織物の製造販売、和装文化に関する情報サービスの提供など 従業員/40人 売上高/8億7,800万円(2016年12月期) 拠点/男性着物専門店「SAMURAI」(京都、東京) 関連会社/親会社:日本和装ホールディングス㈱

http://takumikougei.jp/