てんぐ屋産業

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地域の暮らしに寄り添って100年

１９１８（大正７）年４月に製綿業で創業し、来年４月に１００周年を迎える㈱てんぐ屋産業。１９５７（昭和32）年の入社以来、実に半世紀以上にも渡って会社を牽引してきた“中興の祖”坂本薫会長は「第二次世界大戦中の統制による寝具小売業への転身、ライフスタイルの変化に伴う寝具市場の縮小で、不動産業に移行するなど紆余曲折がありながらも、時代の流れに適応し、会社を発展させることができた」と長い歴史を振り返る。

現在の主力事業である不動産事業は、ファミリー向けのハイクラスな賃貸マンション、店舗共同住宅、店舗事務所併せて22棟を所有している。近年は西新エリアを中心に収益性の高い物件を取得しているものの、新築となると２００９年に完成した「テングッド渡辺通」が最後。「建築費は高騰したままだが、いずれは自社物件を建てたい」と強い意欲を見せる。また、行正裕史社長は「寝具、不動産と暮らしに関する事業に携わってきたので、両事業に通ずるライフプランニングの提案などにも取り組んでみたい」と１００年目以降の事業展開も想定する。

「ローカルの一流会社を目指したい」という坂本会長。地域に寄り添いながら、社会に貢献する姿勢は変わらない。

ＤＡＴＡ
〒814-0005 福岡市早良区祖原1-1　TEL 092-843-4661　創業／1918（大正7）年4月　設立／1972年5月　資本金／9,000万円　事業内容／不動産賃貸　寝具店業　従業員／26人　売上高／10億400万円　出先／（店舗）西新テングッドシティ店、福重店　関連会社／㈱坂本総業、㈱テングッド

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