FEATURE

悠愛グループ


グループのシナジー発揮で新たなステージへ

(写真上段)左から、カンファレンスルーム併設のRITAビル。貸し会議室は定員12~60人まで4タイプ。
カルチャースペース和(なごみ)。バンケットルーム
(中段)左から、ケイ・エム・エー。Japonline。カジュアルバー縁&なす豚や。植木貴満悠愛グループ会長
(下段)アイコムズのスタッフ一同(左)。天寿(右)

昨年にWEBや海外展開サポートの㈱Japonline、音楽学校のC&S音楽学院㈱、今年3月には看板製作の㈱野村工芸を買収。建築会社のアイコムズ㈱を中核に13社体制となったグループのシナジーを発揮し、新たなステージを目指す。一方、昨年中央区白金に完成した自社ビル「RITA白金」は「人が集まるビル」として存在感を高めている。

事業の立ち上げから販促までグループでトータルサポート

グループ中核で建築会社のアイコムズ㈱は、ビルの一室に入居する飲食店から郊外の複合施設まで広く手掛ける。同社には建築設計部や建設部の他に営業開発部や事業開発部も設け、独自の市場調査やコンサル力を背景に事業の立ち上げ支援から最適なプロモーションの提案まで手厚いサポート体制を構築している。
㈱ケイ・エム・エーではインストアにおける製品やサービスの販促を支援。製品やサービスをターゲット(消費者)に訴求するために最適な販促は何か、それぞれの販促にはどういった人員やツールが必要か、それらを把握し効果的な売り場づくりや最適な販促施策を提案している。大手飲料メーカーや地場スーパーマーケットなど取引実績は700社以上にのぼる。POP器具や陳列什器の通販サイト「URiSAPO」も好評だ。
商品の販促に欠かせないツールがECサイトだ。㈱Japonlineは現行のECシステムでは「できなかった」「かゆいところに手が届かなかった」を解消し、完全オリジナルで高速なECサイトをリーズナブルな価格で企画、開発、サポートしている。サイト運営面の問題でよく挙がるのが拡張やカスタマイズ性の低さだが、同社ECシステムでは柔軟なカスタムフィールドにより自由なコンテンツ配置を可能とし、コンテンツ追加や編集も容易だ。戦略の立案にあたっては現状の月間購入数やCV率(購買率)などから「集客寄り」か「サイト内改善寄り」か初期段階で検討し、顧客のEC戦略に効果のある施策は何か、独自の視点で分析、提案している。今後も顧客と制作側の垣根を越えたパートナーを目指していく。

(写真上)ウェルビス悠愛のクリスマス会一例
(中)悠愛デイサービスセンター(左)。池田雄図ウェルビス悠愛副社長(右)
(下)自社開発の健康補助食品「天寿の源」(左)。ウェルビス悠愛の敬老感謝祭一例(右)

ウェルビス悠愛は介護以外の領域でも事業展開

高齢者福祉事業のウェルビス悠愛㈱は2005年のスタートから徐々に事業を拡大し、現在本部の「悠愛デイサービスセンター」(福岡市南区日佐4丁目)をはじめ、10施設17事業を展開。スタッフは192人が在籍する。入居率は全体で9割を超え、福岡市内と佐賀は全て埋まっている。
同社は女性専用の月額制セルフエステ「ウェルビューティ」(福岡市南区柳瀬2丁目)も運営。池田雄図副社長は「もともとスタッフの福利厚生で始めた事業だが、ある程度年を重ねられた方々は今後施設に入ることを想定して身の回りの準備をする。その一環で脱毛のニーズは今後高まっていくのでは」と分析する。

自社ビル「RITA白金」が街の賑わいや交流創出の一助に

中央区白金の5階建てビル「RITA白金」の完成から1年。1階でアイコムズ㈱が運営する「カジュアルバー縁&なす豚や」では名物の「なす豚」や「生姜焼き定食」を提供し昼はいつも満席だ。夜はBarとなり、チャージや席料が発生しないシステムにも同社ならではの優しさを感じる。
4、5階の貸し会議室「RITA白金カンファレンスルーム」は定員12人から60人までの4タイプ。茶室付きの和室や高級バンケットルームも設け、セミナーや会議、商談会などさまざまなシーンで利用されている。最近では女性のための学び舎「プラチナ大学」が開校。「RITA白金」を通じた交流の輪が広がり始めている。

植木 理美 代表
うえき・りみ/糸島市出身。中小零細企業の再建や経営コンサルを経て2005年に高齢者福祉事業のウェルビス悠愛㈱を設立。その後、複数の関連法人を立ち上げ、現在13社を統括する。2010年にアイコムズ㈱を設立。著書に自叙伝「やっぱりありがとう 私の悠愛介護事業」

 

(ふくおか経済EX2020年)