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おかげさまで創業30周年
売上高100億円を突破する企業へ成長

久留米を中心に筑後地区で地域密着型の不動産会社として定着し、創業３０年の節目を迎えた。賃貸仲介からスタートし、現在では売上高100億円超の総合不動産会社として成長を続ける中、DXへの対応や人財の育成にも力を入れ、引き続き「地域密着ナンバー１」企業としてのステップアップを目指す。

賃貸不動産仲介部門契約数で九州トップクラス

久留米市の西鉄久留米駅前の小さな店舗から始まった㈱駅前不動産。30年間で店舗をはじめ、グループ会社や社員数も増え、現在ではグループ年商100億円企業まで成長を遂げている。この30年の歴史を振り返ると、創業当初から展開している賃貸不動産仲介部門は、年間12,000件を超える契約数で、九州に本社を置く不動産企業内でトップクラスを維持している。また、賃貸仲介業とともに事業の成長を支えてきた賃貸管理部門では昨年、管理戸数が20,000戸を突破するなど着実に実績を積み上げている。今後、この流れを維持しながら、さらなる高みを目指す。その中で必要不可欠とされるのが業務の効率化で、事業のDX化を加速させている。また、総合不動産業として事業領域の拡大にも力を入れている。数年前から建売住宅の建築·販売を本格化させている建築部門では、業界全体が物価高に直面していながらも、腐らない緑の柱のハウスガードシステムを採用した住宅について、デザイン性·機能性·コストパフォーマンスにこだわった建売住宅として商品化したことにより、実績を伸ばしている。そのほか、グループ各社との連携強化により、成長した不動産売買事業や保険事業も、今後もさらなる成長が期待できる分野だ。そのほか、2019年にリログループ入りしたことで、改善された部分も大きく、成長が加速した要因の一つといえる。

（写真）駅前工務店がプロデュースした平屋建売住宅

「人財」の確保が成長の要

同社は十数年前から新卒採用に力を入れている。現在、グループ全体で30人を超える新卒社員を採用している同社では、育成にも力を入れているが、総合不動産企業としての大きな強みは、住まいに関するあらゆる分野にチャレンジできるところだ。賃貸管理や不動産売買、建築·リフォームや買取再販事業など、入社後にキャリアチェンジをした社員は数えきれないほど活躍している。また、社会経済環境が大きく変化し、ライフスタイルの多様化が進む中、結婚や出産などのライフイベントで業務内容や勤務体系の変更が必要となった場合にも柔軟に対応できる体制を整えながら、社員の働きやすい環境の実現に力を入れてきた。学びたい意欲や成長したい意欲がある社員には、それを実現できる環境を用意し、会社としてバックアップすることで、社員が成長しつつ定着できる企業を目指している。

（写真）2025年１月オープンの西鉄津福店

さらなるサービスの向上と地域貢献へ

昨年度は西鉄津福店の店舗新築やグループ会社・駅前工務店の新社屋建築、駅前管理システムの事務所リフォームなど、サービス向上や働きやすさ改善のための投資を積極的に行ってきた。今年度もその姿勢は変わらず、老朽化した店舗の改善等に力を入れていく。また、2019年にネーミングライツを獲得した「駅前不動産スタジアム」は1月末に3年間契約を更新。今年から佐賀の社会人サッカーチームの「アトレティコ佐賀」のスポンサー契約も正式にスタート。今後、同チームと協力し、さまざまなイベントへの協賛や企画を検討していく方針だ。駅前不動産にとってのアニバーサリーイヤーである2025年。CMも大幅にリニューアルし、さらなる認知獲得を目指す。

嶋田聖社長 しまだ·さとし／北九州市小倉北区出身。1979年5月29日生まれの44歳。久留米大学法学部卒。2006年、㈱駅前不動産に入社。不動産仲介営業を経験し、営業成績トップの実績から入社2年半で社長に大抜擢された。08年社長就任。趣味はスポーツ

採用情報
募集職種／総合職（不動産仲介、賃貸管理等）
応募資格／短大、専門、大学、大学院卒（24年卒～25年卒見込み）
採用実績／2023年度33人
採用予定／40人
問合せ先／TEL.0942-36-8910
担当／人事総務課　井上

（ふくおか経済EX2025年）