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カ)ワールドホールディングス
(株)ワールドホールディングス
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-新着情報-
複数事業のポートフォリオで
多くの社会課題の解決に挑む

伊井田栄吉 会長兼社長
いいだ・えいきち/京都府出身。1956年5月5日生まれの68歳
人材教育、不動産、情報通信、農業公園等で安定経営を目指す同社は、主力の人材教育を中心に順調に推移。今期は既存事業のインフラを活用してさらなる成長を図り、グループのパーパス「世界中のあらゆる『人が活きるカタチ』を創造することで、人々の幸せと社会の持続的発展を実現する」を追求していく。
主力の人材教育が全体を牽引
2024年12月期決算は、年初から能登半島地震や自動車業界の稼働停止、半導体業界の回復遅れなど厳しい事業環境に直面したが、多様な事業ポートフォリオを活用して変化に柔軟に対応し増収を確保した。特に、主力の人材教育ビジネスにおいては、ものづくり産業をカバーするプロダクツHR事業が、年度後半に半導体製造装置や工作機械、自動車などの複数分野で大幅に回復し増収となった。また、人材教育ビジネスのもう一つの柱であるサービスHR事業では、昨年9月に物流分野で初の自社運営倉庫を設置するなど新たな挑戦を行ったが、予想以上に早く黒字化を達成し、その後も順調に推移している。さらに、2023年にグループに迎え入れたヤマト・スタッフ・サプライの通期業績寄与も加わり、大きな増収増益を実現した。人材教育ビジネス全体としては、半導体業界の景気回復を契機に今期も増収増益を計画している。
不動産ビジネスは2023年度に前倒した物件などもあったため、2024年度は減収減益となったが、今期は北九州市小倉北区のインテリジェントビル「BIZIA KOKURA」の引渡しなどもあり、大きく増収増益予定。情報通信ビジネスも、これまで行ってきたスクラップ&ビルドが奏功し、一店舗当たりの収益が改善していることから今期も引き続き増収増益の計画となっている。農業公園ビジネスは、これまで行ってきた園内美化やコンテンツ強化により顧客単価も増加し、2024年度は増収増益。新たに指定管理が5案件増えるなど順調に推移した。今期は、コロナ期に閉園していた長野県塩尻市の「塩尻チロルの森」の再開も予定しており、さらなる成長が図れる見通しとなっている。
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(写真)熊本テクニカルセンター |
人材育成のさらなる強化
同社は、主力の人材ビジネスの事を創業時から「人材『教育』ビジネス」と呼んでいるが、これは「教育」に特別な想いがあるため。近年、世間では「リスキリング」が注目されているが、同社は早くからこの分野に注力し、業界未経験者を採用・育成して多くのエンジニアや研究者を輩出してきた。また、近年、九州に国内外の半導体メーカーが多く進出しており、「シリコンアイランド九州」の再興が謳われているが、同社はそれに合わせ熊本県大津町に半導体エンジニアのトレーニング施設「熊本テクニカルセンター」を新たに開設。年間500人程度の半導体エンジニアを輩出する予定となっている。
複数事業でサステナブルな成長を図る
同社は、複雑かつ多様な社会課題に直面する現代において、各事業セグメントを通じて持続可能な社会の実現に向けた具体的な取り組みを進めている。日本が抱える少子高齢化や人口減少、災害リスクといった課題に対して、人材教育ビジネスを通じた労働力の安定供給と人材育成、不動産ビジネスを通じた安全で快適な都市づくり、情報通信ビジネスを通じたデジタルデバイドの解消、そして農業公園ビジネスを通じた子供たちの未来の創造と地域社会の活性化という、具体的かつ実効性のあるソリューションを提供している。今後もまた、現状のセグメントにとどまらず、時代の変化に柔軟に対応し続け、新たな社会課題解決に臨み、さらなる持続的成長につなげていく。
採用情報
募集職種/技術職、研究職、総合職
応募資格/技術職…高専卒以上、大卒以上 研究職…大卒以上 総合職…大卒以上
採用実績/2025年度 製造技術…626人 設計開発…247人 研究開発…163人 総合職……45人
年間休日/127日
問合せ先/TEL.092-409-8977
担当/森山(㈱ワールドインテック)
(ふくおか経済EX2025年)