COMPANY
タニヤグループ
谷弥グループ((株)谷弥、谷弥石油(株)、(株)エンドレス、(株)酒まつり、(株)サウスノー)
〒822-0023 直方市神正町3-32 [MAP]
TEL:0949-24-7784
http://www.taniya.co.jp/創業160周年、「選択と集中」で地域No.1を追求

慶応元年の創業から160年。筑豊の石炭産業の隆盛を契機に、エネルギー、不動産、自動車関連、カルチャーなど、時流に合わせた事業を手掛けてきた。今春には「バーガーキング」のFC運営にも新規参入。また、多角事業を生かした働きやすい環境を整備するなど、各種制度の充実にも余念がない。
リバーウォーク北九州にバーガーキングのFC店
エネルギー、不動産、自動車関連、飲食、酒類販売など多角的な事業を展開。2025年度は、「仕事のやり方を変えていこう~選択と集中~」をスローガンに掲げる。①スキルアップと生産性の向上②お客さま・スタッフとの信頼感の獲得③採用活動の強化と待遇改善④健康経営を重点項目とし、さらなる飛躍を誓う。
今年で創業160周年を迎える老舗企業グループ。不動産開発、ライフサポート事業、飲食事業などの㈱谷弥を中核企業とし、石油販売、保険事業などの谷弥石油㈱、オートバックスFC運営の㈱エンドレス、酒類販売の㈱酒まつり、サーティワンアイスクリームFC運営の㈱サウスノーの5社で構成する。谷弥壽彦代表は「基幹の石油事業を維持しつつ非石油事業を強化する事業構造の変革に取り組んできたが、今後もさらに経営のスリム化、事業成長を図っていく」と展望を語る。中核企業の㈱谷弥では、3月に宿泊施設「宿屋ひととき」(福岡市博多区冷泉町)とスパムおにぎり店「ポーたま櫛田表参道店」(同)を閉店。一方で同25日、新規事業としてハンバーガーチェーン「バーガーキング」のFC店を大型複合商業施設「リバーウォーク北九州」(北九州市小倉北区室町1丁目)1階にオープンした。バーガーキングは県内5店舗目。同市初進出ということもあり、注目が集まっている。谷代表は「店舗面積は731㎡、全83席と広い。まずは軌道に乗せ、多店舗展開できれば」と期待を寄せる。また、昨年9月に「TSUTAYA朝日ヶ丘店」を閉店し、同運営から撤退。今後はライフサポート事業部がFCで手掛ける英語学童保育施設「Kids Duo(キッズデュオ)」、訪問型治療院「からだ元気治療院」の展開を強化していく方針だ。「選択と集中」を推進し、グループ全体で新たなビジネスの開拓に取り組む。
㈱サウスノーでは、昨年4月にサーティワンアイスクリームサニーサイドモール小倉店をリニューアルし、同6月にはJR小倉駅前の複合型商業施設「セントシティ」(同区京町3丁目)に6店舗目を出店した。㈱エンドレスも同11月に「オートバックス・直方店」(直方市下境)をオープン。8店舗目で地元直方への出店は初となった。
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多角事業を生かした独自制度
人材教育では、社内外の新入社員研修、階層別研修、フランチャイザー等による外部研修など豊富な内容がそろう。先輩社員が新入社員に仕事の進め方などを指導するとともに、職場の人間関係など業務や社会生活における不安や悩みにアドバイスする「ビッグブラザー・シスター」制度も設けている。自分の業務以外の仕事を理解する機会創出を目的としたグループ内店舗のバスハイクなど、内容にも工夫を凝らしている。
また、同社には事業の多様性を生かした「キャリアアップ制度」がある。グループ内の別会社や別事業への異動・転籍をサポートする制度で、新卒3年目、入社5年超過の社員が対象となる。入社後にミスマッチを感じても、環境を変えて長く活躍できるのは多角事業ならではの強みと言える。「離職率を下げるため、社内コミュニケーションの活性化や働きやすい環境の整備により力を注いでいく」と谷代表。経営ビジョンである「最高の商品・最良のサービス・卓越した人材のクオリティ~地域No.1の追求~」の実現に向け、着実に歩みを進める。
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谷弥壽彦 代表 たに・やすひこ/直方市出身。1957年6月28日生まれの67歳。福岡大学工学部卒。趣味は写真。19年11月から直方商工会議所会頭も務める |
採用情報
募集職種/総合職
応募資格/高校、専門、短大、大学
2026年4月卒業見込み(既卒者も可)
採用予定/5人
問合せ先/TEL.0949-24-7784
担当/内田、筧
(ふくおか経済EX2025年)