COMPANY
カ)メイジサンギョウ
(株)明治産業
〒810-0022 福岡市中央区薬院1-14-5 MG薬院ビル4F [MAP]
TEL:092-736-7711
https://www.meiji-sangyo.co.jp/NEW TOPICS
-新着情報-
アート思考でビジネス変革へ

(写真左上)「MAC会議」が企画した全員参加型の社員研修。博多人形絵付け体験で感性を磨く社員ら
「明治ガス」の愛称で親しまれ福岡都心でLPガス供給シェアトップ。約8.5万戸の顧客を基盤に、「住」に関するワンストップサービスを提供している。近年はアート思考を磨く人材教育に力を入れ、自由なアイデア出しを応用することで、イノベーションの創出に取り組んでいる。
アートのある日常に
ガスと電気、生活に欠かせないライフラインの提供に留まらず、賃貸管理やプロパティマネジメントなど暮らしを支えるサービスで多角的なソリューションを提供している。
その中で近年同社が注力するのが、アートを軸にした事業革新で、アート思考をもつことで創造力や企画力、探求心が養われ、それがひいては新規事業創出につながるという考えだ。そのため、企画力を育むユニークな人材教育に重点を置き、美術鑑賞を通して創造力を養う「VTS研修」、思考を柔軟にする「ブレスト会議」などを取り入れ、気づきを得た社員からビジネスアイデアを引き出し、新たな取り組みに繋げている。また、2023年には、アートに関連する社員研修を社員が企画運営する「MAC会議(Meiji Art Culture明治産業・アートカルチャー)」が自発的に立ち上がり、アートは同社の日常ワードになりつつある。
「身近にアートを取り入れ、常に感性で向き合うことが重要」と説く明永社長は、社内のいたるところにアートを飾り、それをプロパティマネジメント領域にも派生させている。
福岡市内で建設中の新築賃貸マンションはエントランスをデジタルアート対応型にし、昨年取得した天神、大名、荒戸の用地もまた、アートで彩るような物件にする計画だ。さらに、同社が運営する物件の各スポットには、アニマルの巨大オブジェを設置する構想もあり、彩りを添えわくわく感がもてるような街の賑わいをつくりだす。
大名1丁目に感度の高い宿泊施設
事業革新という点では、昨年7月、所有する大名1丁目の賃貸マンション「アーバンビラ大名」最上階をフルリノベーションして同社初となる宿泊施設をオープンした。
客室は140㎡。従来の5LDKの間取りを3LDKに改装し1組限定、最大8人に対応する。寝室3部屋に加え、ランドリーエリアやガスコンロ、オーブン付のフルキッチンを備え、内装は窓を広くとり自然光が入るように設計。巨大な植栽を配置して、オリジナルの音響システムにより鳥のさえずりや小川のせせらぎといった自然音を再現し、リラックス効果と明るく開放的な空間を演出した。「他にはない、感性のスイッチを入れる空間にできたら」と明永社長。オープンから半年以上が経ち、平日も観光客や訪日客の利用が好調だ。
CSR活動もアートが軸
「世の中にないことを提供することに価値がある」。その考えは、ビジネスも社会貢献活動も同じ。従来からあらゆる領域で地域に根付いたCSR活動に取り組んできた同社だが、近年はクリエイティブな分野に焦点をあて、人形師の中村弘峰氏を講師に招き小学校への絵付け出前授業を実施。鹿児島高校、奈良高校ではアートをテーマにした授業をもつ。また、プログラミングの知識をより深めたい子どもたちに向けて、プログラミングワークショップを開催し、地域社会一体の唯一無二のCSR活動に取り組んでいる。「今後、人間とテクノロジーの共存はますます重要性を増す」とし、人間力と創造力双方の成長育成に目を向ける。
主力のガス事業では、顧客対応全自動化の本格運用に向け準備を進めているが、「ヒトを減らすのではなく、ヒトにしかできない活動分野に専念することで、企業価値を高めた働きがい改革に取り組む」と明永社長。ガス事業を軸に人々の生活インフラを支える企業だからこそ、ヒトの創造力とアイデア、そしてテクノロジーを掛け合わせて人々の生活を豊かにしていく。
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明永喜年社長 あけなが·きとし/福岡市出身、1961年11月28日生まれの63歳。九州産業大学卒。趣味は海外で食べ歩き、ピアノ、自転車、三味線、ヘリスキーなど年に一つずつ増やすこと |
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募集職種/営業
応募資格/2026年卒業予定の大学院生·大学生
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担当/櫻木
(ふくおか経済EX2025年)