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1月社名変更、世界基準と地場の
信頼で挑む新成長戦略

今年1月、太平環境科学センターから社名変更した「ユーロフィン太平環境」は、半世紀以上にわたって築いた信頼と世界最大級の分析ネットワークを融合。装置の自動化や営業強化を加速させ、グローバル組織としての進化と地域密着型経営の深化を強みに、新たな存在感を示している。

グローバルな知見を地域へ還元

2024年7月に世界最大級の分析試験機関ユーロフィングループの一員となって以来、同社はグローバルな知見を地域へ還元する体制構築を急ピッチで進めてきた。高橋社長は「今年1月で社名も変わり、新たな門出を迎えたが、お客様への誠実な想いは変わらない。名前は世界基準へ、心は地域とともに、さらなる『安心』を届けたい」と、創業から半世紀以上続く地域密着の精神を次代へつなぐ決意を語る。今回の社名変更により、世界的なネットワークを活用した高度な分析サービスと、地場で半世紀以上培った信頼を融合させた新戦略が本格始動したのである。

(写真)有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)の分析装置。近年はミネラルウォーターを含む飲料水全般に関する規制強化の動きも活発化しており、今後の検査需要の増加が見込まれる

 

成長を牽引する「勝利の方程式」

成長エンジンは、グループ共通の戦略指針「勝利の方程式」だ。「既存ビジネスの成長」「新規ビジネスの構築」「カルチャーの醸成」「インフラの強化」を柱とし、「挑戦は義務、失敗は権利、経験は財産」というマインドのもと二桁成長を目指す。
既存事業ではルート営業中心から「新規営業8割」の攻めの体制へ転換。今年4月の法改正で飲料水基準にも追加される「PFAS(有機フッ素化合物)」分析では、消泡剤など新領域へも対象を広げ、九州最大級の分析能力をフルに展開する。また昨春取得した横浜事業所では、営業エキスパートを投入し、地場ニーズを汲み取る原点に立ち返ることで早期の黒字化を狙う。さらに新規領域では、騒音振動測定事業の年内登録を目指すほか、自社開発の「自動分析装置」をグループの網を生かして海外市場への外販ビジネスも見据える。
この攻勢を支えるのが現場情報の可視化だ。営業日報を徹底し、蓄積される「顧客の声」を迅速に経営層へ還元。潜在的なニーズを即座に事業遂行へ反映させているほか、RPAの専任担当を配置し、形式的だった自動化を実利に直結する仕組みへと再構築するなど、多角的なアプローチとスピード感で筋肉質な組織へと進化を遂げている。

共感と論理が織りなす組織変革へ

この戦略を具現化するのが、高橋社長と小山剛取締役の強力な二人三脚体制だ。高橋社長はパート入社後、実力と誠実さで社長に上り詰め、今も国内グループ唯一の女性社長として指揮を執る。その歩みから生まれる「現場の痛みを理解する共感」を重視し、自身に続くパートからの正社員登用も積極的に推進している。こうした地道な積み重ねが、県内でもいち早い「えるぼし(3つ星)」認定取得へと繋がり、グループ内でも主体的な人財育成のロールモデルとして高く評価されるに至った。
さらに、個人面談や朝礼を徹底することで一人ひとりの目標を明確化。ビジョンを掲げ組織の熱量を高める高橋社長に対し、豊富な経験から経営の精度を研ぎ澄ます小山取締役がその足元を固める。この「共感」と「論理」の高度な融合こそが、同社の自律的な成長を支えているのだ。
「世界基準への挑戦の先にあるのは、社員が本当にこの会社で良かったと思える場所をつくること」と語る高橋社長。新生・ユーロフィン太平環境の挑戦は、福岡を起点に九州、そして世界へとその翼を広げていく。

高橋 麻紀 社長
たかはし・まき/福岡市出身。1974年2月19日生まれの52歳。2011年からのパート勤務を経て17年7月に正社員へ。お客様満足推進室長兼総務課係長、管理部長代理、20年10月取締役管理部長、22年10常務取締役管理部長を経て23年9月に社長就任。7人の孫の祖母でもある

 

 

採用情報
募集職種/技術系
応募資格/ 大学院、大学、高専、短大の理系卒者業界未経験OK
担  当/(総務部)龍、永野

(ふくおか経済EX2026年)


会社情報COMPANY PROFILE

会社名
ユーロフィン太平環境(株) (ユーロフィンタイヘイカンキョウ(カ)
代表者名
高橋 麻紀
所在地
〒812-0863 福岡市博多区金の隈2-2-31 [MAP]
TEL
092-504-1220
企業ホームページ
https://www.eurofins.co.jp
設立
1973年7月
創業
資本金
4,000万円
従業員数
79人