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一歩先を行く技術と真心サービスの総合力を強みに

自動化した環境分析業務で注目を集めている。高精度、かつスピーディーな分析を実現した高い技術力への評価はもちろん、最近は省力化によって職場環境改善や接遇を中心とした社員研修にも注力。先進的な技術力と真心サービスの両輪で顧客からのさらなる信頼獲得を目指す。

多方面から注目集める先進的な技術

目指すは「完全無人ラボ」—。

まさにこの実現に向け果敢にチャレンジしてきた。人の技術に頼ることが多い環境分析業務に求められるのは「正確さ」、「速さ」、そしていかに「安価」に提供できるか。この相容れないニーズに応えるべく、業界に先駆けて取り組んできたのが分析装置の「自動化」である。

2011年完成の「検査水分注装置」を皮切りに、「細菌検査装置」、水の汚染数値を測定する「BOD分析装置」など、これまで先進的なソフトウェア技術と分析ノウハウを生かした装置を次々と開発。特許も3件取得し、14年7月には水道水質検査の優良試験所規範(水道GLP)、15年2月には共同開発する熊本市の自動装置メーカーの㈱テラシステムとともに、九州経済産業局から「自動細菌検査装置及び関連装置の開発・事業化」で新連携支援事業の認定を受けるなど、その先進的な取り組みには多方面から注目を集めている。

現在は同支援を活用した新技術搭載の「ろ過装置」のほか、AI(人工知能)を駆使し、検体に貼付されたQRコードを読み取ることで過去の検査履歴などから分析内容を導き出す管理システムの開発にも着手。完全無人ラボに向けた動きは着実に進んでいる。

「生産性高め1カ月休暇がとれる会社に」

分析装置の自動化は、ヒューマンエラーやコンタミネーションを防ぎ、生産性も飛躍的に高まった。その結果、省力化による社員の労働時間の大幅な短縮を実現し、週二日のノー残業デーや、有給休暇を利用した最大9日間のリフレッシュ休暇が制度として定着。また年1回の社員旅行やさまざまなレクリエーションも活発に行われるなど、職場環境は大きく改善した。

「生産性が上がれば、社員が1カ月休暇をとることだって夢ではない。自動化はそれを可能にする。ぜひそのような会社にしたい」。完全無人ラボの実現に向け、技術者としてのマインドと強い情熱を持つ坂本社長は、そうメッセージを送り続け社員を鼓舞している。

年1回の社員旅行のほか各種レクリエーションも活発に行われている

心が通い合うサービスで付加価値高める

また業務の省力化によって社員教育に割く時間も増加した。2年前からは外部研修が本格化。2016年10月からは接遇面のレベルアップを目的とした実践教育もスタートしており、身だしなみやコミュニケーション能力において社員の意識に大きな変化をもたらしている。

「親身な対応やきめ細かな気配り、その一つ一つで相手に与える印象は違ってくる。どちらかと言えば分析屋は淡々と仕事をこなすだけのイメージをもたれる事が多いが、当社はもっとお客様との接点を増やし、心のこもったサービスを届けることで差別化を図りたい」と語る坂本社長。自動化による正確でスピーディーな分析技術に注目が集まりがちだが、今後はそれに加え、人間力を高めた心と心の通い合ったサービスにも力を入れ、顧客からの信頼をさらに積み重ねていく。

坂本雅俊 社長
さかもと・まさとし/久留米市出身、1957年8月30日生まれの59歳。久留米工業高等専門学校卒、趣味は山登り、読書

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社内には自由に読書ができるよう約1500冊の本を収納した図書ライブラリーがある

(ふくおか経済EX 2017より)


会社情報COMPANY PROFILE

会社名
(株)太平環境科学センター (カ)タイヘイカンキョウカガクセンター)
代表者名
坂本雅俊
所在地
812-0863 福岡市博多区金の隈2-2-31 [MAP]
TEL
092-504-1220
企業ホームページ
http://www.taihei-esc.com/
設立
1973年7月
創業
資本金
4,000万円
従業員数
69人