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カ)タイヘイカンキョウカガクセンター
(株)太平環境科学センター
〒812-0863 福岡市博多区金の隈2-2-31 [MAP]
TEL:092-504-1220
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-新着情報-
グループ力生かし
世界トップレベルの環境分析会社へ

(写真)4月には横浜市の環境分析会社の経営も継承。広域展開の足掛かりにも
昨夏、世界有数のテスティングカンパニーで知られるユーロフィングループの一員となり、グローバルネットワークを背景とした事業拡大の礎を築いた。4月には横浜に初の関東拠点も開設。ラボのIT化や顧客との接点を重視した「顧客満足」も追求しながら新たなステージを駆け上がる。
グループシナジー生かした展開を
2024年7月、食品・環境・医薬品・臨床業界など幅広い分野の分析サービスを展開するユーロフィングループの傘下に入った。ルクセンブルクに本部を置く同グループは、世界62カ国に900以上のラボネットワークを持つ世界有数のグローバルテスティングカンパニーとして知られ、日本国内では、太平環境科学センターをはじめ5社の環境分析業者を保有する。
太平環境科学センターは1973年の設立以来、福岡・九州を中心に、民間企業や官公庁へ総合的な環境分析サービスを提供し、九州を代表する環境分析会社へと成長を遂げた。特に水質検査においては、いち早く細菌検査ロボットやBOD自動分析装置を導入するなど、ラボ工程の自動化を推進。近年ではアスベストなど新たな分析ニーズにも対応しながら、着実に業容を拡大している。
今回のユーロフィングループへの参画により、国内グループラボのネットワークや様々なリソースを活用した営業力の強化はもちろん、同社の強みであるラボのIT化をさらに推進。競争力の強化とサービス品質の向上を目指すほか、国内の環境分析グループ企業5社との情報共有や事業戦略の統一を図り、「世界トップレベル」の環境サービスを提供するための基盤づくりも進めている。
さらに4月には、事業譲渡により新たにグループの傘下に入った横浜市内の環境分析企業の経営を任され、同社初の関東拠点として新たなスタートを切ることになった。この関東進出は広域展開へと大きく前進する重要な一歩となりそうだ。
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(写真)4月には横浜市の環境分析会社の経営も継承。広域展開の足掛かりにも |
業務改革進み社員の一体感も醸成
「グローバル企業の一員になったとはいえ、そこは結果が求められるシビアな世界。チャレンジ精神を忘れず貪欲に市場を開拓していきたい」と高橋社長。技術力の向上だけでなく、人材教育や評価制度など、さまざまなノウハウを吸収できるのは大きなメリット。 またグループの戦略に沿って、何をすべきか、どこに目標を置くべきかが明確になったことで、会社の目指すべき方向性がより定まった。その結果、社員一人ひとりのコスト意識も高まり、非効率な業務の見直しが進んだことで、生産性とサービスレベルの向上につながっている。
顧客満足追求の企業風土は不変
グローバル企業のメンバーとしてさらなる飛躍が期待される中、変らないものがある。それは高橋社長が掲げてきた“顧客満足”の追求だ。
例えば技術者(計量士)の執務スペースを「お客様との接点を増やしたい」との思いから3階から2階の受付フロアに移し、サンプルを持ち込んだ来客からの問い合わせなどにも即座に対応できる態勢を敷くなど、顧客に寄り添うサービスの評判は上々だ。加えて高橋社長の社員を包み込む温かさと責任感はまるで家族のようで、これまで支えてきた幹部をはじめ共に歩む社員たちとの絆は何よりも強い。
「ユーロフィンの環境分析グループでトップ企業を目指す」と力強く目標を掲げる高橋社長。これまで培ってきた良き企業風土を大切にしながらも、さらなる高みを目指す太平環境科学センター。地域に密着した事業展開と変わらぬ信念を胸に、これからもユーロフィングループという新たなステージでも力強く未来を切り拓いていく。
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高橋麻紀 社長 たかはし・まき/福岡市出身、1974年2月19日生まれの51歳。2011年からのパート勤務を経て17年7月に正社員へ。お客様満足推進室長兼総務課係長、管理部長代理、20年10月取締役管理部長、22年10常務取締役管理部長を経て23年9月7日に社長就任。7人の孫の祖母でもある |
採用情報
募集職種/技術系
応募資格/大学院、大学、高専、短大の理系卒者業界未経験OK
担当/(管理部)龍、永野
(ふくおか経済EX2025年)