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オンラインと個別最適化の追求で
教育の進化を牽引

（写真上）マイスタでは生徒一人ひとりの学習計画をメンターがサポート
（下）難関校輩出者を出すなど質の高い指導と多彩なコースで躍進するオンライン学習

双方向型のオンライン教育では難関校合格者を輩出するだけでなく、生徒のペースに合わせた学習で地域格差の解消にも貢献。さらに「個人最適化学習マイスタzenkyoken」も進化させるなど、多様化する学びのニーズに応じた学習環境を提供しつつ、常に生徒主体の学びを追求した教育の未来を見据えている。

躍進するオンライン教育で新たな可能性拓く

5年目を迎えた「おうちで勉強コース」が、オンライン教育の新たな可能性を切り拓いている。
このコースはリアルタイムの双方向型ライブ授業を最大の強みに、中学受験クラスでは麻布中や久留米大学附設中、愛光中、早稲田佐賀中、高校受験でも今年初めて灘高や久留米大学附設高、西大和学園高といった超難関校への合格者を輩出するなど、対面型の集団クラスにも引けを取らない高い実績を挙げている。
受講者数も順調に増加しており、堀口社長は「自分のペースで学習できる点や送迎の負担がない点が生徒とその家族に好評。また地域に関係なく授業を受けられるため、教育格差の是正にも貢献できる」と、オンライン授業の成果を強調する。
今年2月には、習い事との両立を目指す「中学受験ライフバランスコース」を開設したのに続き、今春には難関中高受験クラスの対象を下は小学5年生、上は中学3年生にまで拡大。授業やテストはもちろん、質問対応、進路相談、保護者面談、教育講演会、生徒同士の交流まで、すべてがオンラインで完結する体制を整えた。また生徒の学習状況や目標に応じた短期集中講座をはじめ、キャリア教育や世界遺産講座、オンライン合宿といった受験対策以外の講座の開設、さらに自治体への授業提供も行うなど、オンライン講座は全教研の教育コンテンツの新たな柱へと飛躍を遂げている。

（写真）今春開校した「個人最適化学習マイスタzenkyoken」の周船寺校。カフェ風の落ち着いた内装で気軽に入りやすい雰囲気が好評だ

主体的な学びを支援する
「マイスタzenkyoken」も進化

昨春開校した新形態塾「個人最適化学習マイスタzenkyoken」もさらなる進化を続ける。同教室は小学生から高校生を対象に、生徒一人ひとりの学習計画をメンターがサポートするコーチング型の学習スタイルを採用。生徒自身が学習計画を立て、メンターがその実行と調整を支援することで、学習計画の立案・自己調整・目標達成能力を養い、「なぜ学ぶのか」「どうすれば学べるのか」といった本質的な問いに向き合いながら主体的な学びを促している。
今春には周船寺校と二日市校が新規開校。周船寺校は緑を配置したカフェ風の内装で、生徒が気軽に立ち寄れてリラックスして学習できる環境を整備した一方で、二日市校は個別指導を併設した初の複合型教室とするなど、生徒一人ひとりの特性を見定めた学習環境を提供。個別最適化された学習環境へのニーズが高まる中、生徒が主体的に学び自己成長を実感できる場として、今後も同教室の重要性は増していくだろう。

生徒が主役の学習塾として価値を創造

「その子に合った学習スタイルは何か、何がその子にとって最適なのか。常にそこを意識し子どもたちの学びの選択肢を増やしたい」。そう語る堀口社長は、集団、個別指導、マイスタzenkyokenのすべてを兼ね備えた新たな複合教室の開設を計画するなど、すでに5年後、10年後の教育のスタンダードを見据える。
学びの多様性に応える環境・コンテンツ作りに力を注ぐ根底には、あくまで「学習塾主導ではなく、生徒が主役」という強い思いがある。そして、「自己実現のための学び」とは何かという探求心。これらの追求を原動力に、全教研はこれからも子どもたちの可能性を最大限に引き出すための挑戦を続けていく。

堀口宏吉 社長 ほりぐち・ひろよし／北九州市門司区出身、1968年7月28日生まれの56歳、福岡大学法学部卒。一般企業での勤務を経て2001年に全教研入社。以後現場一筋を歩み、13年執行役員、14年取締役を経て21年4月から現職

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