COMPANY

変化に対応できるスピード感のある企業集団へ

4月1日付で福岡礦油㈱と谷弥商事㈱を谷弥石油㈱に吸収合併。グループ5社体制で新たなスタートを切った。顧客の相互乗り入れを推進し、多角化経営を強化する。事業の多様性を生かし、グループ内転職を可能にした「キャリアアップ制度」も整備。女性幹部の育成にも力を注ぐ。

グループ5社に組織再編

エネルギー、不動産、自動車関連、カルチャー、飲食など多角的な事業を展開する谷弥グループ。2022年度は「基本を大切にし、変化に対応できるスピード感のある企業集団へ ~『強い会社』『良い会社』をみんなで作っていこう~」をスローガンに掲げ、さらなる飛躍を誓う。
4月1日付で、石油販売の福岡礦油㈱と損保・生保代理業、中古車買取・販売の谷弥商事㈱を石油販売の谷弥石油㈱に吸収合併。SS、総合エネルギー、保険、モビリティの4事業部を置き、法人営業の強化やEV車販売への参入を目指す。「市場が縮小する中、近似する業態の会社を複数持つのはリスクが高い。分断していた業務を一本化し、効率化を図っていく」と狙いを語る谷弥壽彦代表。不動産開発、TSUTAYAのFC運営、飲食事業などの㈱谷弥を中核企業とし、谷弥石油㈱、オートバックスFC運営の㈱エンドレス、酒類販売の㈱酒まつり、サーティワンアイスクリームFC運営の㈱サウスノーの5社体制で全体の底上げに取り組む。グループ内顧客の相互乗り入れを推進し、多角化経営を強化する考えだ。各社の店長・課長以上の役職者が集う「オールスターミーティング」を2年ぶりに実施予定で、同じベクトルを持ち成長に突き進んでいく。

スペースワールド跡地の複合施設にサーティワン出店

酒まつりでは、昨年10月に「守恒店」(北九州市小倉南区守恒本町3丁目)をオープンした。谷弥が運営していた「旧TSUTAYA徳力店」跡地で、4店目となる。家飲み需要の高まりで、既存店の売り上げも少しずつ伸長しており、今後は福岡市内での出店を視野に全体6店舗まで増やす計画だ。サウスノーは今年4月、スペースワールド跡地(北九州市八幡東区東田4丁目)に開業する複合施設「THE OUTLETS KITAKYUSHU(ジ・アウトレット北九州)」に出店。谷代表は「基本を再確認し、コロナ後の社会変化への対応を実践する。業務効率化とコミュニケーション強化を進め、収益力を高めていきたい」と話す。

グループ内転職で選択肢提供

人材教育では、社内外の新入社員研修、階層別研修、フランチャイザー等による外部研修など豊富な内容がそろう。先輩社員が新入社員に仕事の進め方などを指導すると共に、職場の人間関係など業務や社会生活における不安や悩みにアドバイスする「ビッグブラザー・シスター」制度も設けている。「現状の課題は女性幹部の育成。パート、アルバイトは女性が多く、今後の企業成長を見据えて活躍の場を広げる戦略を練っていきたい」と展望を語る。
事業の多様性を生かした「キャリアアップ制度」も大きな特徴だ。「グループ内転職」を可能にした制度で、新卒3年以上、中途入社5年以上の社員が対象となる。通常の異動や配置転換は会社側の辞令で実施するが、この制度では従業員側の要望をもとに検討する。同グループでは、営業や事務、店舗など約20の部門があり、体調面で立ち仕事から事務職を希望する例や転居に伴って近い店舗に異動したいといったケースがあったという。「入社後にミスマッチを感じても、グループ内でほかの選択肢を提供する。キャリアを継続しながら職場環境を変えられる点が強み」と谷代表。人にしか実践できない「記憶」に残るサービスを提供すべく、今後も総合力を高めていく。

谷 弥壽彦 代表
たに・やすひこ/直方市出身。1957年6月28日生まれの64歳。福岡大学工学部卒。趣味は写真。19年11月から直方商工会議所会頭も務める

 

採用情報
募集職種/総合職(谷弥石油㈱)
応募資格/高校、専門、短大、大学2023年3月卒業見込み(既卒者も可)
採用実績/22年度4人
採用予定/5人程度
問合せ先/TEL. 0949-24-7784
担  当/内田雅義

(ふくおか経済EX2022年)


会社情報COMPANY PROFILE

会社名
谷弥グループ (タニヤグループ)
代表者名
谷 弥壽彦
所在地
〒822-0023 直方市神正町3-32 [MAP]
TEL
0949-24-7784
企業ホームページ
http://www.taniya.co.jp/
設立
1907年4月
創業
資本金
1億2,030万円(グループ)
従業員数
533人