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理念経営で躍進、「働きがいのある会社」にも選定

総合電気工事業を展開する㈱リオスは、「まち、ひと、かがやく」をコーポレートメッセージに掲げ、地域に根差したサービス提供を続けてきた。昨年9月には九州・沖縄地域でGPTW Japanの「働きがいのある会社」5位に選定。徹底した理念経営を基盤とした企業づくりで飛躍を続ける。

街と人の輝く未来の架け橋に

「まち、ひと、かがやく」をコーポレートメッセージに、50年以上地域密着で総合電気工事業を展開してきた㈱リオス。
電気の修理屋として創業し、時代とともに公共施設や住宅、事務所、ビルをはじめとする電気設備工事や道路・公園照明の設備工事、交通信号機設置工事、空調設備工事など幅広いニーズに対応してきた。2022年には持ち株会社㈱リオスインテグレーション（現㈱リオスホールディングス）を設立し、ホールディングス体制に移行。23年12月にはM&Aで電気通信工事業の西日本AVシステム㈱(福岡市)を初のグループ企業として迎え入れ、住環境全般のトータルサポートを展開するための基盤を整えた。
また、営業グループを新設後、新規提案を強化。順調に案件を拡大しており、25年5月期の売上高は前年同期比約12%増の17億6,000万円になる見通しだ。「28年までに単体売り上げ20億円を達成し、地域業界ナンバーワンを目指す。街と人の輝く未来の架け橋になるべく、着実に事業を展開していく」と髙山幸治社長は意気込む。

（写真）本社前で笑顔の集合写真

「働きがいのある会社」に認定

昨年9月、世界約150カ国で従業員意識調査を行う専門機関Great Place To Work®️ Institute Japan
（GPTW Japan）から「働きがい認定企業」に選出された。アルバイト・パート社員を含む全従業員、役員、経営層に対してのアンケートやビジョン・経営理念に関する調査を経て認定されるもので、今回同社は調査結果が一定水準を越え、九州・沖縄地域で「働きがいのある会社」5位にも選ばれている。
理念経営を基盤にしてきた同社は、社員が同じ志を持って働くためのさまざまな取り組みを実施してきた。その一つが徹底した人財育成で、社内での企業理念や行動規範の浸透、存在価値の追及を目的に髙山社長自らが手掛ける「社長研修」や全社員の幸福の追及を目的とする「社長塾」といった学びの環境を用意している。
また、「NO LIMIT～次のステージへの挑戦～」を採用スローガンに掲げ、幹部候補「アソシエイト」に特化した新卒採用も強化している。会社を導いていくために必要なさまざまな経験を積むためのフィールドを整備。今年4月には新たにアソシエイト3人が入社した。

（写真）リオスフェスタのステージ企画で楽しませる社員

地域貢献への変わらない思い

今年から九州リーグに昇格した福岡市博多区のサッカーチーム「FC博多（旧板付FC）」や福岡の冬の一大イベント「クリスマスマーケット」のスポンサー活動を続けるなど、地域に寄り添った取り組みを続けている。また、昨年5月には、コロナ禍で中止していた地域イベント「リオスフェスタ（旧第一電建フェスタ）」を5年ぶりに本社で開催。高所作業車体験や抽選会、ステージイベント、家電の特価販売など社員自らが企画し、地域住民や顧客、取引先のみならず福岡県外からも多くの来場があった。
「お客さま、社員、地域のすべてに感謝し、歩みを進めていく」と髙山社長。未来を見据えたリオスの挑戦は続く。

髙山幸治 社長 たかやま・こうじ／春日市出身。1974年11月19日生まれの50歳。94年に入社、2009年に社長就任。一般財団法人日本プロスピーカー協会参事・九州・沖縄ブロック長。認定シニアプロスピーカー。趣味はゴルフ

採用情報
募集職種／営業職、技術職、事務職
応募資格／高校、大学卒
採用実績／2025年度3人
採用予定／8人
インターンシップ／随時開催
年間休日／115日
問合せ先／TEL.092-588-2260
担当／百武

（ふくおか経済EX2025年）