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グループ1,000億円へ向けエリア戦略がますます加速

「医療・科学の総合商社」として地域医療、学術研究の発展に貢献する日本最大の総合試薬ディーラー・正晃を中核とする正晃ホールディングス㈱。持株会社制により、地域に密着したエリア戦略が加速し、「グループ1,000億円」という大きな目標へまた一歩近づいた。

昨年9月M&Aにより和歌山の試薬会社が傘下に

昨年9月、M&Aにより和歌山市の試薬・理化学製品販売の竹内化学㈱がグループ傘下に加わった。年商約40億円、社員約40人の規模で、和歌山県内ではトップシェアを持ち、大阪市内にも顧客があり、正晃グループにとって今後の関西エリア展開の重要拠点が一気に確立した。2016年度から本格スタートしたHD制導入のメリットの具体例と言えよう。
正晃ホールディングス㈱の傘下にはこのほか、中核である総合試薬ディーラーの正晃㈱(福岡市)、ライフサイエンスの専門総合商社・㈱バイオテック・ラボ(東京都)、試薬卸の㈱フロンティア・サイエンス(北海道石狩市)、医療分野でIT関連事業を展開している正晃テック㈱(福岡市)、海外から理化学機械の輸入や化学物質の実験を受託する㈱スクラム(東京都)の5社が連なる。九州・山口エリアが正晃、関西エリアが竹内化学、首都圏エリアがバイオテック・ラボ、そして北海道がフロンティア・サイエンスと、各エリアをカバーする役割と責任がより鮮明となった。


新築した佐賀営業所

新物流センター建設を計画

中核である正晃の動きも活発化する。昨年秋には佐賀営業所を新築。九州大学伊都キャンパスでの営業強化を目的として今夏、大学に隣接して福岡西営業所を開設。また年内には本社近くの福岡流通センター内に新たな物流センターの建設に着手する。このほか、医療市場の強化を目的とした東京支店メディカル倉庫の新設、久留米営業所、大分営業所のリニューアルなども計画している。さらに、川崎市のライフイノベーションセンター(再生医療等の拠点)内に、バイオテック・ラボと共同設置したレンタルラボでは、技術系企業や研究者との連携の中で新たなビジネスモデルの構築を図る。


ライフイノベーションセンター内のレンタルラボ

2年後には創業70周年の大きな節目

2年後には創業70周年という大きな節目を迎える。竹内化学のM&A、首都圏エリアの伸び、基盤エリアの充実などでグループ年商は800億円を超える。首都圏での着実な動きに加え、エリア密着の経営体制構築により、目標であるグループ1,000億円が現実味を帯びてきた。一方で医療・科学の総合ディーラーという業種柄、膨大な取扱アイテムや医療・学術研究など専門的な知識を備えたプロフェッショナルの育成は、一朝一夕には難しいという点も否めない。印正哉社長は「社内外を問わず『人』に対してどれだけの投資をしていくか……。これが最も重要な戦略であり課題だと考えている。大きな目標である全国制覇、グループ年商1,000億円の実現には社員の質の向上が必要不可欠。企業と社員のギブアンドテイク『ヒューマンカンパニー』をさらに徹底していきたい」と気を引き締める。創業時から脈々と受け継がれる「誠・正・精」の社是のもと「医療・科学の総合商社」として地域医療、学術研究の発展に大きく貢献する正晃ホールディングスの次なるステージが始まる。

印 正哉 社長
いん・まさや/福岡市出身、1954(昭和29)年2月23日生まれの64歳。福岡大学商学部卒。趣味は車、カメラ、旅行

採用情報
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(ふくおか経済EX2018年)


会社情報COMPANY PROFILE

会社名
正晃(株)(正晃ホールディングス(株)) (セイコウ(カ(セイコウホールディングス(カ))
代表者名
印正哉
所在地
〒813-0062 福岡市東区松島3-34-33 [MAP]
TEL
092-621-8199
企業ホームページ
http://www.seikonet.co.jp/
設立
1955年3月
創業
資本金
5,000万円
従業員数
403人