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木造からRCまで幅広い技術
地域に根差す総合建設会社

木造から鉄骨造・RC造まで幅広い事業を展開する総合建設会社。木造アパート「エクシア」や賃貸マンション「エクシア・クレイズ」の販売が好調で、さらなる受注拡大を目指す。今期は過去最高のグループ売上高30億円超えの見込み。SDGsや職場環境整備も進め、地域に根差し、成長を続ける。
グループ売上高30億円超えへ
木造住宅の施工からスタートし、現在では木造に加えて鉄骨造、RC造の建築全般を手掛ける総合建設会社へと飛躍を遂げた。今年10月には法人設立20周年を迎える。最近では木造アパート「エクシア」の販売が好調で、現在久留米市(1LDK、10世帯)、佐賀県鳥栖市(同、6世帯)、福岡市城南区梅林(同、9世帯)、糸島市前原西(同、9世帯2棟)で建設を控えている。また、自社建売住宅「リアン」も福津市津屋崎、同市西福間、福岡市南区柳瀬で分譲中。今後も同市城南区東油山と福津市西福間で分譲予定だ。注文住宅も年間5棟程度手掛けており、堅調に推移している。そのほか、福岡市発注の「八田小学校校舎その他外壁改修工事」、福岡市中央区大名のテナントビルなども完成した。小川和敏社長は「25年8月期は過去最高の売上高22億円、グループでは32億円を見込む。施工管理経験者の採用を増強し、受注件数を確実に伸ばしていきたい」と胸を張る。
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(写真)「エクシア・クレイズ別府」完成予想図 |
賃貸マンション販売が好調
一方、グループ企業の㈱OZホールディングスでも、自社企画の賃貸マンション「EXCIA CREIZ(エクシア・クレイズ)」の展開が進んでいる。この3月に福岡市博多区元町1丁目で2棟(共にRC造5階建て、1LDK、北棟29戸、南棟24戸)が完成。同市城南区別府(RC造5階建て、1LDK23世帯)でも3月に着工し、来春の完成を予定している。OZ工務店で培ってきた「知と技」を生かした独自のノウハウで、今後は年間2棟を目標に事業拡大を図っていく。
同ブランドの名称は、EXCIA(上質)とCREative(創造)・Invest(オーナー)・Zone(地域)を意味する。「上質な住まいを通して、オーナーと地域をつなぎ、それぞれの未来を創造する存在でありたい」という思いが込められている。立地は希少性の高い福岡都市圏を中心に駅から徒歩5分~15分内を厳選。スタイリッシュでありながら上質な木目調タイルなどを取り入れ、ナチュラルで温かみのある外観デザインで分譲クラスの住品質を追求している。また、共用廊下はプライバシー性や静粛性に優れた「内廊下」を実現。需要に合わせペット可能という仕様にもこだわっている。角住戸を豊富に確保し、廊下面積を極力抑え、収納を増やすなどの空間設計で、居住空間のゆとりを創出。生活スタイルの多様化に応える提案も数多く、自転車などを室内に飾ることができるコンクリート・ウォールなどもその一つだ。
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SDGsの取り組みが着実に進行
昨年11月1日付で堀川雅彦取締役が常務に昇格。経営基盤の強化を図った。また、若手・中堅社員が推進するSDGsプロジェクトも具体化してきた。女性社員の積極的な採用、建築士や施工管理技士といった資格取得の支援制度拡大など13項目の取り組みを進めている。「会社の前面道路歩道の清掃活動やタブレット活用によるペーパーレス化など、徐々にだが実行できている」と話す小川社長。治療・通院休暇制度、働き方改革やキャリアアップに資する補助制度も新設し、より良い職場環境の整備に余念がない。今春は新卒で2人が入社。建築施工管理として育成に努めていく。地域に根差し、今後もこの街のために確かな技術を提供し続ける。
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小川和敏 社長 おがわ・かずとし/福岡市早良区出身。1967年3月13日生まれの58歳。福岡工業高校卒。大工修行を経て、97年10月に小川工務店を創業。2005年9月に法人化した。趣味はお酒、車 |
採用情報
募集職種/施工管理
応募資格/専門卒、大学卒
採用実績/25年度4人
採用予定/3人
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担当/金丸
(ふくおか経済EX2025年)