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サンキョウバルブホールディングス(カ
三興バルブホールディングス(株)
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新会社設立、工場増設でグループの総合力を増強

(写真左上)1月に設立したSANKO沖縄㈱
(左下)「宮若ベース」での加工作業
(右)本社倉庫外壁
配管資材販売の三興バルブ継手㈱を中核とする三興バルブHDグループ。今年7社目の事業会社を設立するとともに、昨年末には配管加工の需要増に対応して宮若市に第2工場を建設した。設計から現地工事まで一気通貫で配管工事現場をサポートするビジネスモデル「+aF」の周知も進み、さらなる飛躍を図る。
沖縄支店を現地法人化グループ7社体制に
配管資材を販売する三興バルブ継手㈱の長﨑社長は、「企業グループの中に複数の経営者がいるとバランスの取れた意思決定ができ、グループ経営にメリットがある」との考えで2019年に3社体制でホールディングス化、以降事業会社を増やし、グループの業容を拡大している。
今年1月には7社目となるSANKO
沖縄㈱を糸満市に設立、事業会社の社長は6人になった。新会社は三興バルブ継手の沖縄支店を現地法人化したもので、今後は加工やエンジニアリングの部門も設けて業容を拡大していく。沖縄出身の下柳英雄社長の元、地元企業ともアライアンスを組んで沖縄の会社として現地に根付き、地元密着で市場を深堀りしていく考えだ。
現在同社グループは九州、沖縄、関東、広島の4エリアで展開しており、各エリアの強化を進めていく中で事業会社10社体制を目指している。今後はグループ内の事業を移管する形での新会社立ち上げなどを想定しており、エリア的には広島を中心とした中四国への拡大も視野に入れている。
需要増に対応し工場を拡充
長﨑社長は、深刻化する建設業界の人手不足や長時間労働問題を社長就任以前から重視、その解決につながる現場の省人化や工期短縮にビジネスチャンスを見出していた。
そして就任後の2020年に資材加工や製図、工事・施工管理の㈱エフライズを設立。同社では、3D空間スキャンを駆使して現場調査と図面作成を飛躍的に省力化するサービスや、配管設備を工場であらかじめ組み立てるプレファブ加工、最新のDX設備による生産体制などによって現場作業の効率化に大きく貢献している。
顧客の反応も上々で、受注量が順調に伸びていることから一昨年末、宮若市にエフライズの工場「宮若ベース」を新設した。続いて昨年1月にはエフライズのハウジング部門を分社化して㈱エル・シーを設立。樹脂管加工を移管し、加工事業を2社体制とした。
その後も需要増が続いたため、宮若ベース内に第2工場を建設し、昨年12月に稼働したが、これもすでにフル稼働状態で、さらに第3工場の検討も進めている。また最近では関東での仕事が増加傾向で、将来的には関東エリアに工場を設置する可能性もあるという。
一気通貫の現場サポート「+aF」の認知度が向上
またグループ各社の機能を集結し、配管工事の現場調査から設計・作図、資材調達、加工、現地工事、納品までを一気通貫で提供するビジネスモデル「+aF(アルファフィットシステム)」を独自に開発、現場での作業効率を大きく向上させるサービスとして展開を進めている。
一昨年からその周知を図るため、「JAPANBUILD DX展」に出展、実績にもつながっており、昨年12月の開催時には「前回は『こんなことをやっているのか』という真新しい反応だったが、今回は来場者が前知識を持って+aFを目的にブースを訪れるようになり、『これは主流になる』と確信が持てた」と手ごたえを得ている。その一方で、「認知度が上がったということは、他社も追随するということ」と先を見越して気を引き締めている。
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長﨑洋也 社長 ながさき・ひろや/福岡県出身。1970年8月21日生まれの54歳。創業者は祖父の長﨑洋六氏。96年に三興バルブ継手㈱に入社、2018年3代目社長に。19年三興バルブHD社長に就任。趣味は食べること |
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