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日本のリハビリ発祥地記念館開設を計画  学校法人東筑紫学園    九州労災病院移転跡地に


 九州栄養福祉大学などを運営する学校法人東筑紫学園(北九州市小倉北区下到津5丁目、室井廣一学長)は2015年3月以降、同市小倉南区葛原高松の九州労災病院跡地にリハビリ発祥地記念館の開設を計画している。
 12年に九州労災病院が移転した。跡地約8万平方mのうち、3万6300平方mを取得。現在はリハビリ機具のあるリハビリ棟と資料を保管している入院病棟などの一部を除き、解体作業を進めている。旧九州労災病院は日本で最初のリハビリテーション病院だったことから、リハビリ機具や資料の展示を通して日本リハビリの歴史を伝承する施設としての機能を担っていく。リハビリ棟については授業で使用していく。室井学長は「日本のリハビリ発祥地であるという歴史を地域に広めるとともに、リハビリ発達史を継承していきたい」と話している。
 同学園は1922年創設、九州栄養福祉大学、東筑紫短期大学、東筑紫学園高校、照曜館中学校、東筑紫学園短期大学附属幼稚園を運営している。