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2月の入国者数は前年同期比74・3%減  九州運輸局


コロナ感染拡大が影響

九州運輸局(岩月理浩局長)が5月22日に発表した2月の外国人入国者数(クルーズ上陸を含む確定値)は、前年同期比74・3%減の10万192人だった。
新型コロナウイルス感染拡大が影響した。国・地域別では、韓国が前年同期比81・8%減の4万3174人。日韓関係の悪化で昨年7月以降、韓国と九州各空港を結ぶ定期路線の運休や減便に加え、コロナ感染拡大で海外旅行を控える動きが活発だったため、大幅減となった。中国は同93・6%減で過去最低の4807人。中国政府による団体旅行の全面的な禁止措置、日本を含む東アジア発着のクルーズツアーが相次ぎ中止したことが大きな要因となっている。台湾は同48・7%減の1万7614人、香港は同28・6%減の1万6453人といずれもコロナ感染拡大が影響。アセアン地域は同24・5%増の1万2303人と唯一のプラス、欧米豪は同47・8%減の4782人。
また、4月の速報値(クルーズを含まない)は前年同期比99・99%の37人。1月から4月(速報値)までの累計入国者数は同72・6%減の40万818人だった。

2020年6月9日発行