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明太子の自動計量機・自動計量ラインを導入 ふくや


世界初、人間の約3倍の計量速度に

辛子明太子メーカー・㈱ふくや(福岡市博多区中洲2丁目、川原武浩社長)は、このほど同市東区社領3丁目の自社工場「ふくやフーズファクトリー」に世界初の明太子の自動計量機・自動計量ラインを導入した。
従来の計量作業は熟練した作業者が多数必要で、個人による能力差も大きいなどの課題があった。また、原料のたらこは天然もので皮が破れやすく個体差があるため機械計量が難しかった。今回、計量包装機器メーカーの㈱イシダ(京都市、石田隆英社長)と共同開発した自動計量機・自動計量ラインは、人間の約3倍の計量速度(15~20個/分)で精度の高い計量ができるほか、明太子を傷つけることなく容器への投入も自動化した生産ラインを構築。初心者や熟練者を問わず、誰でも同じような計量作業が可能になった。ふくやでは「人員・人材不足への対応はもちろん、省力生産による作業負担軽減と生産性向上を図る明太子製造工場への新しい一歩を踏み出した」と話している。

2019年11月6日発行