FEATURE

TheFace2006

福岡リアルティ,福岡リート投資法人


茶木 正安

福岡リアルティ 社長
福岡リート投資法人 執行役員

さき・まさやす/東京都出身、59歳、慶応義塾大学商学部卒。ペンシルバニア大学ウォートン・スクール経営学修士取得、ロンドン大学・スクール・オブ・エコノミックス経営学修士取得。69年4月日本不動産銀行入行、89年8月同行国際証券部長、92年6月取締役東京支店長、94年2月取締役金融開発部長就任、95年6月取締役営業企画第二部長(融資部門本部)、96年6月常務取締役、98年6月専務取締役就任。99年11月㈱CSK理事、2000年11月三洋信販㈱専務執行役員、ポケット・カード㈱取締役、㈱住商ポケットファイナンス取締役就任。03年7月には世界3大格付け会社でもあるフィッチ・レーティングス・ジャパンのCEOを務めた

九州特化型リートで、08年末までに取得総額1600億円を

九州を中心とした地域特化型リートとして05年6月に東証、福証に上場し、産声を上げた福岡リート投資法人。同法人の物件運用会社・㈱福岡リアルティ(博多区住吉1丁目)の株主には七社会が付く、いわば九州の財界が設立した法人だ。
同法人を率いるのが6月23日付で、新社長に就任した茶木正安社長。同社長は、福岡地所㈱の榎本会長の要請を受け、世界3大格付け会社である、フィッチ・レーティングス・ジャパン(東京都)のCEOから、同法人に転向。「上場も果たし、これからは安定期にあたる。増資、借り入れ、物件取得のタイミングを合わせながら、安定した高分配を続けたい」と語る。事実、現在物件取得総額1000億円を超えるまでに成長、39あるリートの中でも利回り率4%の高分配率を維持。06年8月期の分配金は1口あたり、1万8632円で、地域を九州に限定していながら、全国を対象とするリートの中でも分配率、分配金とともにひけをとらない。
茶木新体制への移行が完了し、さらなる成長を見込む同法人。東京をはじめ、海外の投資家に加え、「自分のお金が地元の不動産を支えているという感覚を地元の投資家にも持っていただければ」と九州地場投資家に熱い思いを訴える。今後08年までに取得総額1600億円を着実に目指しながら、「福岡の魅力を不動産からPRしていきたい」と語る茶木社長。徹底した堅実投資で、福岡発の九州特化型で、リート市場の先鋭を目指す。

DATA
所在地/福岡市博多区住吉1-2-25
TEL/092-272-3900
創業・設立/03年12月
資本金/2億円
事業内容/不動産の投資信託業、不動産の管理、運営
従業員数/31人
年商/54億7,700万円(06年3月期)
福岡リート投資法人はREIT市場の一員として2005年6月に東京証券取引所と福岡証券取引所に同時上場を果たした。また福岡リアルティの株主構成として、福岡地所㈱が55%、九州電力㈱が10%、ロイヤルホールディングス㈱、㈱福岡銀行、㈱西日本シティ銀行、西日本鉄道㈱、西部ガス㈱、㈱九電工、九州旅客鉄道㈱がそれぞれ5%を出資している。

http://www.fukuoka-realty.jp
http://www.fukuoka-reit.jp

(ふくおか経済2006年11月号FACE)